F1シュタイアーマルクGP 観戦ガイド:テレビ放送と天気…フジNEXTとDAZN配信スケジュール
F1世界選手権初となる同一会場でのダブルヘッダーの第一弾、2020 F1第2戦シュタイアーマルクGPが7月10日(金)から12日(日)までの3日間の日程で開催される。舞台となるのは前戦オーストリアGPと同じレッドブル・リンクだ。
ドライコンディションの中で行われた先週末の開幕戦では、バルテリ・ボッタス(Mercedes)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にシャルル・ルクレール(Ferrari)、3位にキャリア初表彰台のランド・ノリス(McLaren)という結果となった。
現地シュピールベルクと日本の時差は7時間。全セッションが深夜や日中に被らず、日本時間の日没から夜の時間帯にかけて開催されるため、大多数のファンは比較的リアルタイムで視聴しやすい事だろう。
2020年シーズンも地上波やBSでのテレビ中継は行われず、視聴に際しては有料放送か有料ネット配信サービスを利用する必要があるが、いずれも無料期間を設けているため上手く利用したい。
コース及びレース概要
レッドブル・リンクは全長4,326mと他のサーキットに比べると短く、コーナー数は10とカレンダー最小だ。エンジン全開率は72%とモンツァに次いで高く、海抜が700mを超えるため平地に比べて酸素濃度が7%程少ない。そのためターボチャージャーへの要求は厳しく、冷却効率も低下するためマシンの信頼性が問われる。
先週末の第1レースでは全9台がリタイヤを喫する大波乱の展開となった。縁石の振動でパフォーマンス制限を強いられた者、オーバーヒートによるブレーキトラブルでリタイヤを強いられた者など、”マシンクラッシャー”とも言うべき過酷なコースの本性が表れた。
週末の現地天気
執筆時点での天気予報では、初日金曜は最高気温が30度近くにまで達し、概ね晴れる見通しであるものの、公式予選が行われる土曜日は降水確率100%の雨予報が出ている。
決勝レースが行われる日曜日は所により曇りの予報で、最高気温は19℃と週末を通して最も低くなる見込み。降水確率は20%と、局地的には雨が降る可能性もあるだけに、先週末のオーストリアGPとは異なるレースが楽しめるかもしれない。
開催スケジュールと放送日程
F1シュタイアーマルク・グランプリは3回のフリー走行と予選、そして決勝の全5セッションで構成される。FP1は日本時間7月10日(金)午前18時にスタート。決勝は5日(日)22時10分からフォーメーションラップが開始される。フジテレビ及びDAZNともに、フリー走行、予選、決勝の全セッションがノーカット生中継される。
フジテレビNextでは川井一仁、松田次生、浜島裕英、米家峰起の各氏が解説を担当。実況は全日に渡って小穴浩司アナウンサーが務める。放送開始時刻は、フリー走行と予選はセッション開始10分前、決勝は昨年までと異なり30分前となる。
スポーツチャンネルDAZNでは、国際映像以外にもライブタイミングやオンボードカメラ映像を一つの画面で楽しめる「F1ゾーン」が決勝で配信される。下記はすべて日本時間。
セッション 開始時間 |
CS放送 フジテレビ |
ネット配信 DAZN |
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FP1 7月10日 |
18:00- | 17:50- 実況:小穴浩司 解説:松田/米家 |
17:55- |
FP2 7月10日 |
22:00- | 21:50- 実況:小穴浩司 解説:松田/米家 |
21:55- |
FP3 7月11日 |
19:00-20 | 18:50- 実況:小穴浩司 解説:浜島/川井 |
18:55- |
予選 7月11日 |
22:00- | 21:50- 実況:小穴浩司 解説:浜島/川井 |
21:55- |
決勝 7月12日 |
22:10- | 21:40- 実況:小穴浩司 解説:浜島/川井 |
21:30- |
タイヤ選択
公式タイヤサプライヤーのピレリは、前戦オーストリアGPと同じく、中間レンジのC2からC4コンパウンドを投入する。今季のコンパウンドは昨年型と全くの同一仕様となる。また、昨シーズンまでとは異なりアロケーションは全ドライバー共通の固定制で、ソフト8セット、ミディアム3セット、ハード2セットに固定される。
- ハード: C2
- ミディアム: C3
- ソフト: C4
前戦オーストリアGPのデータ
- 優勝:バルテリ・ボッタス(Mercedes)
- ウイニング戦略:1ストップ(ソフト→ハード)
- リタイヤ:9台
- ポール:バルテリ・ボッタス 1:02.939