角田裕毅、”堅実な走り”で8番手も降格ペナ「残念だけどレースでは何が起きるか分からない」
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はF1シュタイアーマルクGP予選でアゼルバイジャンGPに続くキャリア2度目のQ3進出を果たして8番手を刻んだ。
ただ、最終ラウンドでの走行がバルテリ・ボッタスの妨害と見なされ、3グリッド降格と1点のペナルティポイントが科された事で、決勝は11番グリッドからスタートする事になる。
テクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンは角田裕毅について「今日も良いペースを刻んでFP3のプログラムを消化し、予選では全てを上手くまとめ上げて堅実なパフォーマンスを発揮してくれた」と評価した。
また、ペナルティについては「残念」としながらも「ポイントが得られるのは明日」だとして、雨の可能性が高まる決勝レースに向けて最大限準備していきたいと意気込んだ。
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|
6 | ガスリー | アルファタウリ | 1:04.765 | 1:04.429 | 1:04.236 |
7 | ルクレール | フェラーリ | 1:04.745 | 1:04.646 | 1:04.472 |
8 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:04.608 | 1:04.631 | 1:04.514 |
9 | アロンソ | アルピーヌ | 1:04.971 | 1:04.582 | 1:04.574 |
10 | ストロール | アストンマーチン | 1:04.821 | 1:04.663 | 1:04.708 |
レースでは何が起きるか分からない
角田裕毅
予選: 8位, FP3: 5位
今週末はクルマが好調で、力強いステップを踏めたと思っています。予選では、まずは軽く様子を見ながらスタートして、セッションを経るごとにラップタイムを伸ばしていくアプローチを採りました。
最後のアタックラップは完璧なものではありませんでしたが、Q3に進出できたことは嬉しいですし、自分としては正しい方向に向かって進めていると感じています。
残念ながら明日は11番グリッドからのスタートとなってしまいましたが、必ずしもレースがドライコンディションで行われるわけではありませんので、今夜は様々な状況を想定して計画を練り、結果を見守りたいと思います。
ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)。3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)という結果となった。
2021年 F1シュタイアーマルクグランプリ決勝レースは、日本時間6月27日(日)22時にスタート。1周4326mのレッドブル・リンクを71周する事でチャンピオンシップを争う。