2023年F1スペインGP 決勝レポート：フェルスタッペン、グランドスラムで通算40勝目！角田裕毅 9位もペナで入賞圏外降格 /

Published：2023/6/5 00:05 Updated：2023/7/4 10:45

2023年シーズンのFIA-F1世界選手権第8戦スペインGPの決勝レースが現地6月4日にカタロニア・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）が後続に24.090秒もの大差をつけ、記録的な圧勝劇で以て通算40勝目を飾った。

全プラクティスを制覇し、予選ではポールポジションを獲得。レースではタイヤマネジメントに集中して後続のピット戦略に対応するのみと、完全にコントロール下に置いて一度もリードの座を明け渡さず、更にはファステスト・ラップを刻んでの優勝と、キャリア三度目となるグランドスラムを達成した。

15番グリッドからスタートした角田裕毅（アルファタウリ）は、この日も称賛に値する走りを見せ9位でチェッカーを受けたものの、周冠宇（アルファロメオ）をコース外に追いやったとして5秒ペナルティを受け12位に降格となった。

2位にはルイス・ハミルトン、3位にはジョージ・ラッセルが続き、メルセデス勢が表彰台に上がった。最前列2番グリッドについた地元出身のカルロス・サインツ（フェラーリ）は5位に終わり、Q2敗退の11番グリッドからスタートしたセルジオ・ペレス（レッドブル）が4位にまで巻き返した。

トップ5の後にはアストンマーチン勢が続き、ランス・ストロールが6位、フェルナンド・アロンソが7位とダブル入賞を飾った。アルピーヌもエステバン・オコンが8位、ピエール・ガスリーが10位と2台揃ってポイントを獲得。周冠宇が9位に割って入った。

レース概要

決勝は日本時間4日(日)22時にブラックアウトを迎え、1周4,657mのコースを66周する事で争われた。チャンピオンシップポイントを争うレースのフォーメーションラップは気温23℃、路面36℃のドライコンディションで開始された。降水確率40%と予想されたものの、最後まで雨が降る事はなかった。

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2023年F1第8戦スペインGP決勝リザルト

Pos	No	Driver	Team	Laps	Time	PTS
1	1	マックス・フェルスタッペン	レッドブル・ホンダRBPT	66	1:27:57.940	26
2	44	ルイス・ハミルトン	メルセデス	66	+24.090s	18
3	63	ジョージ・ラッセル	メルセデス	66	+32.389s	15
4	11	セルジオ・ペレス	レッドブル・ホンダRBPT	66	+35.812s	12
5	55	カルロス・サインツ	フェラーリ	66	+45.698s	10
6	18	ランス・ストロール	アストンマーチン・メルセデス	66	+63.320s	8
7	14	フェルナンド・アロンソ	アストンマーチン・メルセデス	66	+64.127s	6
8	31	エステバン・オコン	アルピーヌ・ルノー	66	+69.242s	4
9	24	周冠宇	アルファロメオ・フェラーリ	66	+71.878s	2
10	10	ピエール・ガスリー	アルピーヌ・ルノー	66	+73.530s	1
11	16	シャルル・ルクレール	フェラーリ	66	+74.419s	0
12	22	角田裕毅	アルファタウリ・ホンダRBPT	66	+75.416s	0
13	81	オスカー・ピアストリ	マクラーレン・メルセデス	65	+1 lap	0
14	21	ニック・デ・フリース	アルファタウリ・ホンダRBPT	65	+1 lap	0
15	27	ニコ・ヒュルケンベルグ	ハース・フェラーリ	65	+1 lap	0
16	23	アレックス・アルボン	ウィリアムズ・メルセデス	65	+1 lap	0
17	4	ランド・ノリス	マクラーレン・メルセデス	65	+1 lap	0
18	20	ケビン・マグヌッセン	ハース・フェラーリ	65	+1 lap	0
19	77	バルテリ・ボッタス	アルファロメオ・フェラーリ	65	+1 lap	0
20	2	ローガン・サージェント	ウィリアムズ・メルセデス	65	+1 lap	0

コンディション

天気	晴れ
気温	23℃
路面温度	36℃

セッション概要

グランプリ名	F1スペインGP
レース種別	決勝
レース開始日時	2023年06月04日 (日) 22:00

サーキット

名称	カタロニア・サーキット
設立	1991年
全長	4657m
コーナー数	14
周回方向	時計回り

F1スペインGP特集