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午前の予期せぬトラブルにも関わらず、1000分の51秒という僅差で2番グリッドを獲得したスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。
3回目のフリー走行終了後、パワーユニットからの水漏れが確認されたため、チームは予選に向けてPU交換に踏み切っていた。限られた時間で何とか作業を終えたものの、予選Q1開始直後にピットからの無線でマシンを止めるように言われ、あわやアタックできないかに思われたベッテルであったが、若干のセッティング変更で事なきを得た。ベッテルは懸命に作業したメカニックに対して謝辞を述べ彼らの労をねぎらった。
ベッテルは、最終セクターのシケインでミスがあったものの、PUのトラブルを克服しての予選2番手は大成功に等しいと語る。また、明日の決勝でのペースについては自信があるとして余裕のあるコメントを残している。
ベッテル:スペインGP予選後コメント
セバスチャン・ベッテル予選: 2位, FP3: 2位
「メカニックの皆がどれ程の仕事をしてくれたか見当がつかないよ。まとめ上げるのはスゴイ大変だったと思う。チームに心からお礼を言いたい。午前のFP3ではやろうとしてた事ができなかったんだ。僕らはサーキットの事もマシンの事も分かってる。僕にはマシンが機能してることも分かってた。ポールポジションも可能だったけど、シケインのエイペックスでミスしちゃったんだ。進入がちょっと遅れちゃったから、そこで少しタイムロスしちゃったんだよ」
「でも、全体的に言えばフロント・ローに着けたし、大成功って言って良いと思う。僕らはすごく上手くやったと思うよ。問題を抱えてたけど、僕らはそれを修正してみせた。明日の決勝でのリズムは良いんじゃないかな。ペースがあればそんなに難しくないよ。良いスタートをきることはいつだって良い事さ。どうなるか見てみよう。明日に向けて自信を持ってるし、笑顔ののままでいられるように頑張るよ」
2017年F1第5戦スペインGP決勝レースは、日本時間5月14日(日)21時にスタートする。