明暗分かれたルノー、母国サインツは決勝に自信。燃圧低下に泣いたニコも入賞を諦めず
第5戦F1スペインGP公式予選を終えて、ルノー・スポールのカルロス・サインツとニコ・ヒュルケンベルグが決勝に向けての抱負を語った。
母国GPのサインツがQ3に進出し9番手を獲得した一方で、ヒュルケンベルグはQ1で燃圧が低下するトラブルに見舞われ16番手でセッションを終えた。
スポーティング・ディレクターを務めるアラン・パーメインは予選セッションを振り返り、燃圧トラブルの解決に向けて目下作業中だとして再発防止を誓った。
F1スペインGP予選を終えて
カルロス・サインツ予選: 9位, FP3: 8位
良い予選になったよ!チームが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、マシンは昨日よりずっと速くなったし、結果として昨日の悪い流れを変える事ができた。昨日の時点では、Q3進出はかなり難しいと思ってたんだけど、懸命に作業に取り組んだことで、大きな改善を果たす事ができたよ。
トップ10につける事ができたし、明日は良いレースが出来るんじゃないかな。自信あるよ。僕らの目標はポイントを獲得し続けることだしね。ソフトタイヤからレースをスタートする事になるけど、最高の戦略を用意しておくよ。地元ファンに良いショーを見せたいね!
ニコ・ヒュルケンベルグ予選: 16位, FP3: 11位
燃料システムに幾つか問題があって圧力が低下し、それがパワーデリバリーに影響してしまったんだ。こんな事が起こるなんて全く予想していなかった。まずは原因を調べてみるよ。ただでさえ、ここはオーバーテイクがすごく難しいのに、トラブルのせいで明日のレースは余計に難しくなってしまった。何とかして良い戦略を考えなきゃね。まだポイント獲得は諦めていないし、全力でレースに挑むよ。
シーズン第5戦F1スペインGP決勝レースは、日本時間5月13日(日)22時10分から1周4,655mのカタロニア・サーキットを66周する事で争われる。予選終了後のバルセロナは雨の予報が出ており、決勝開始までに路面に載ったラバーが全て洗い流される可能性がある。