厳しい表情のブレンドン・ハートレー、2018年F1スペインGP2日目
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クラッシュ喫したハートレー「1cm程度縁石に乗り過ぎてしまい、制御を失った」

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トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、12日土曜のF1スペインGP3回目のフリー走行で、マシン全損レベルの大きなクラッシュを喫し、予選欠場を強いられた。リア側からタイヤバリアに衝突、クレーンに吊るされたSTR13からはギアボックスが落下し、衝撃の大きさを物語った。幸いにも大きな怪我はなく、ハートレーは日曜の決勝レースに向け準備を整えている。

クラッシュを振り返ったハートレーは、自身のミスによって発生したアクシデントである事を認めた。本人の弁によれば、コーナーのエントリー時に、数センチメートルほど縁石に乗りすぎてしまったのが原因だという。

予選ノータイムに終わったハートレーは、日曜の決勝をグリッド最後尾からスタートする事になる。カタロニア・サーキットはオーバーテイクが難しいコースとして知られており、厳しい戦いが予想されるが、トロ・ロッソは昨年、20番手スタートのダニール・クビアトが9位入賞の健闘を見せている。

1cm程度縁石に乗り過ぎてしまい、制御を失った

ブレンドン・ハートレー予選: ノータイム, FP3: 17位

凄まじい衝撃だったよ!通常、9コーナーの進入時に少し縁石に乗るんだけど、1・2cmほど乗り過ぎてしまってダートエリアに飛び出し、ものすごい速さで弾き飛ばされる形になってしまったんだ。もう後2・3センチ右を走っていれば他のラップと同じ様に問題なく走れていたはずだ。

WECにいた2016年の最初のラウンドでクラッシュしたけど、あの時はこれほど大きな衝撃はなかった。正確なGは分からないけど、多分今回のクラッシュが僕がこれまでに経験した中で一番大きかったんじゃないかな。

今朝のマシンのフィーリングは良かったんだけど、タイムを記録したセッション終盤はクリーンなラップを得る事が出来なかったから、ラップタイムは僕らの本当のペースを示しているとは言えない。

レースでは何が起こるか分からないし、まずはシッカリと休んでリフレッシュした上で、明日カムバックするつもりだ。前向きな気持ちでいなきゃね。チームは昨年グリッド後方からレースをスタートして、結果的にポイントを獲得しているし、明日も同じ様なレースが出来る事を目指すよ。


ハートレーのマシンはリア側を中心に広範囲にダメージを負っており、ホンダF1の田辺豊治テクニカル・ディレクターは、決勝に向けてパワーユニットを交換する事を明らかにしている

シーズン第5戦F1スペインGP決勝レースは、日本時間5月13日(日)22時10分から1周4,655mのカタロニア・サーキットを66周する事で争われる。予選終了後のバルセロナは雨の予報が出ており、決勝開始までに路面に載ったラバーが全て洗い流される可能性がある。

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