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ホンダF1、一定の手応え「パッケージが徐々に機能、過去2レースの苦戦から脱しつつある」
11日(金)に行われた第5戦F1スペインGPフリー走行を振り返って、ホンダF1の現場を統括する田辺豊治テクニカル・ディレクターがトロロッソ・ホンダの初日状況を説明した。
ピエール・ガスリーはFP1で10番手ながらも、午後のFP2で14番手と後退。ブレンドン・ハートレーは両セッションを18番手で終え、表面的には苦戦しているかのようなリザルトに終わった。
だが、田辺は中国GPとアゼルバイジャンGPでの苦戦から脱しつつあるとの認識を示し、一定の手応えを得ている事を伺わせた。
過去2レースの苦戦から脱しつつある
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
難しい週末になった過去2戦からのフィードバックもあり、我々のパッケージはここスペインで徐々に機能してきたように感じます。マシンのダメージにより、やや長いピットストップはありましたし、風が強く難しいコンディションではあったものの、概ね問題なくプログラムを消化する事ができました。
ただ、午後のセッションはトラフィックの影響により、クリーンな状況でタイムアタックができなかったことは残念です。このサーキットはオーバーテイクが難しく予選が重要になるので、パワーユニット側としては、予選を重視したセッティングで日曜の決勝に挑む事になると思います。
F1スペインGP 3回目のフリー走行は日本時間5月12日(土)19時から、公式予選は同22時から行われる。