接触事故に見舞われたキミ・ライコネンとダニール・クビアト、2019年F1シンガポールGP決勝レースにて

動画:F1シンガポールGP《決勝》ハイライト / 3度のセーフティーカー、3台のリタイヤ

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フォーミュラ1公式Youtubeアカウントが、2019年 F1第15戦シンガポールGP決勝レースの模様を収めた7分13秒のハイライト動画を公開した。1時間58分に渡ってマリーナベイ市街地コースで行われたチャンピオンシップ争いでは、3度セーフティーカーが導入され、3台がチェッカーを受けずに姿を消した。

F1シンガポールGP 決勝ダイジェスト

注目のオープニングラップでは、ターン5でニコ・ヒュルケンベルグ(Renault)とカルロス・サインツ(Mclaren)が接触。両者ともにピットへと駆け込んだ。MGU-Kのパワー超過によって最後尾からスタートしたダニエル・リカルド(Renault)は鬼気迫る走りを見せ、10周目にダニール・クビアト(Toro Rosso)を交わし12番手に浮上した。

レースが動いたのは20周目。3番手を走行してたセバスチャン・ベッテル(Ferrari)がいち早くピットイン。トップを走るシャルル・ルクレールをアンダーカットして事実上のラップリーダーに躍り出た。攻撃的な走りでスタイアウト組を交わすベッテルは、30周目にピエール・ガスリー(Toro Rosso)を激しく攻め立て、あわやクラッシュかという際どい場面もあった。

34周目には、ダニエル・リカルドが再びインシデントの当事者となった。アントニオ・ジョビナッツィ(Alfa Romeo)とサイド・バイ・サイドでコーナーに侵入した際に接触。タイヤがパンクしたためにピットインを強いられ、最後尾にまで後退した。

36周目にはロマン・グロージャン(Haas)とジョージ・ラッセル(Williams)が接触。ウィリアムズのマシンは壁に横たわり、セーフティーカーが導入された。43周目にはセルジオ・ペレス(Racing Point)がマシントラブルでスローダウン。50周目にはキミ・ライコネン(Alfa Romeo)とクビアトがクラッシュし、三度セーフティーカーの出番となった。

レースはベッテルがトップチェッカーを受け今季初優勝。シンガポールGPでの5勝目を挙げた。

接触事故に見舞われたキミ・ライコネンとダニール・クビアト、2019年F1シンガポールGP決勝レースにて

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