スクーデリア・トロロッソのフランツ・トスト代表とホンダの山本MS部長
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トロロッソ代表、得意コースでのパフォーマンス不足に落胆「原因究明と対策が急務」

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16日(日)に行われたF1第15戦シンガポールGP決勝を終えて、スクーデリア・トロロッソのフランツ・トスト代表がレース内容と週末を振り返った。トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが14位(最終13位)、ブレンドン・ハートレーは17位でチェッカーフラッグを受け、目標としていた入賞には程遠い結果に終わった。

昨年のカルロス・サインツの4位入賞に代表されるように、マリーナベイ市街地コースは歴史的にトロロッソが強さを発揮してきたサーキット。2014年に6位入賞を果たしたジャン=エリック・ベルニュを皮切りに、4年連続で入賞を重ねてきたが、今週末はその片鱗すら感じられず、二人のドライバー達は終始ペース不足に苦しんだ。

レースを振り返ったトスト代表は、今回のパフォーマンス不足の原因を徹底解明した上で、それを今後のレースに生かしていく必要があるとの認識を示した。

得意コースでのペース不足に落胆「原因究明と対策が必要」

フランツ・トストチーム代表

過去数年に渡って、シンガポールは我々が好成績を上げてきたサーキットだったから今週末のレースには期待していたのだが、残念ながらトップ10入りを果たせるほどのペースがなかった。なぜ期待していたパフォーマンスが引き出せなかったのか、今後のレースのためにどう改善していくのかについて分析する必要がある。

ピエールはスタートを非常に上手く決めてポジションを上げ、ピットストップを行うまでは順位を守っていた。ブレンドンも3コーナーでのアクシデントを避け、一つポジションを上げた。レース序盤では、ピエールがトップ10入りできるかもしれないと思っていたが、レースが進むにつれペース不足が露呈し、結局ポイント圏内でフィニッシュする事は出来なかった。


61周で争われた決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンが通算69勝目を上げ優勝。2位はレッドブルのマックス・フェルスタッペン。3位表彰台にはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが滑り込んだ。

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