トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレー、2018年F1シンガポールGP 決勝レースにて
copyright Red Bull Content Pool

ブレンドン・ハートレー「期待が高かった分、17位は残念で仕方ない」

  • Published:

STR13向きのコースという事で期待を胸にシンガポールGPに挑んだブレンドン・ハートレーであったが、ペースは上がらず戦略も噛み合わずじまい。結果、期待とは程遠い17位に終わった。

レースを振り返ったハートレーは「タフな戦いの中で完走できた事は評価できるけど、決して喜べるような結果じゃない」と悔しさをあらわにした。

17番グリッドからスタートしたハートレーは、1周目の混乱を上手く交わして16番手にジャンプアップ。15周目にギャンブルに出て早めのピットインを行い、ウルトラソフトタイヤに履き替え18番手でコースに復帰した。

だが、前を塞がれてしまったため37周目に2回目のピットストップを実施。ハイパーソフトタイヤに替えて前を狙うも、最終ラップにセルジオ・ペレスのオーバーテイクを許し17番手でフィニッシュした。

期待が高かった分だけ17位は残念で仕方ない

ブレンドン・ハートレー決勝: 17位, グリッド: 17番手

スタート時に新品のハイパーソフトを履いていたから序盤はトップ10の連中よりも速さがあったんだけど、一か八かの勝負に出て早めのピットインを行う事にしたんだ。でも、ウルトラソフトに履き替えてコースに戻ったらライバルにカバーされちゃって上手くいかず、他のマシンに前を塞がれてしまいトラフィックにハマってしまったんだ。

そこで、もう一度ピットストップする事にしたんだけど、またしてもウイリアムズに引っかかってしまい、最後はマグヌッセン(ハース)にオーバーテイクを許してしまった。今回のレースでは幾つか良い部分もあったけど、今日の僕らにはポイント獲得を狙える程のペースはなかった。

かなり期待してシンガポールに来た分、こんな結果になってしまい残念だよ。タフな戦いの中で完走できた事は評価できるけど、決して喜べるような結果じゃない。

ハイパーソフトでスタートする事にしたのは、ライバルよりもタイヤの保ちが良かったのと、オープニングラップで順位を上げるためだった。オコン(フォースインディア)がウォールに追突した事でその狙いは上手くいかなかったけど、ハイパーソフトでの最初のスティントは悪くなかったと思う。

なんとかして順位を上げようと色々試してみたけど、残念ながらどれも上手くいかなかったよ。


61周で争われた決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンが通算69勝目を上げ優勝。2位はレッドブルのマックス・フェルスタッペン。3位表彰台にはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが滑り込んだ。

F1シンガポールGP特集