F1シンガポールGP《予選》ハイライト動画:大クラッシュと王者敗退の衝撃
2023年FIA-F1世界選手権第16戦シンガポールGPの予選では、カルロス・サインツ(フェラーリ)が前戦イタリアGPに続き2戦連続のポールポジションを獲得した。2番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が、3番手にはサインツの僚友シャルル・ルクレールが続いた。90秒サーキットにも関わらず、トップ3のギャップは僅か0.079秒に過ぎなかった。
Q2では開幕全勝を誇るレッドブルの2台がノックアウトを喫する衝撃の光景が広がった。
アルファタウリは今季最強最速のレッドブル「RB19」の空力哲学に沿う大規模アップグレードを「AT04」に投入。角田裕毅はQ1をトップタイムで通過したものの、Q2では2度の計測ラップを走りきれず、ノータイム15番手という失望の結果となった。一方でチームメイトのリアム・ローソンは、フェルスタッペンを1000分の7秒差で破ってQ3に進出。10番グリッドを持ち帰った。
フリー走行3:ハイライト動画
サインツが後続を0.069秒差で振り切り最速を刻んだ。ローソンはターン2でクルマの制御を失う場面があったものの、接触などのダメージはなかった。
予選:ハイライト動画
Q1ではチェッカーフラッグが振られた後、ランス・ストロール(アストンマーチン)が最終コーナーで大クラッシュ。赤旗が振られた。幸いにもドライバーに怪我はなかったが、AMR23は無惨な姿に成り果てた。
Q2敗退を喫したフェルスタッペンは「マジでショックだ。全く以てショッキングな経験だ!」と無線を通して叫び、クルマを降りると足早に去っていった。
2023年F1シンガポールGP決勝レースは日本時間9月17日(日)21時にフォーメーションラップが開始され、1周4,940mのマリーナベイ市街地コースを62周する事でチャンピオンシップを争う。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。