ホンダF1 田辺TD、厳しい結果を直視「十分な改善を果たせなかった」
トロロッソ・ホンダ勢は、9月15日のF1シンガポールGP公式予選でピエール・ガスリーがQ2進出を果たし15番手、ブレンドン・ハートレーはQ1ノックアウトの17番手という結果に終わった。
セッションを振り返ったホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは、初日に比べれば一定程度の改善は果たしたものの、目標としていたグリッド獲得には十分とは言えず、厳しい結果になったとの認識を示した。
その一方で、ロングランペースについては良好だとして、タイヤを上手くケアし戦略面で上手くやれれば決勝での挽回も不可能ではないと述べ、16日(日)に行われる決勝レースでの巻き返しを誓った。
厳しい結果を直視「十分な改善を果たせなかった」
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
昨日のセッションから得たデータやドライバーからのフィードバックをもとに、予選に向けてシャシーとパワーユニットのセッティングの最適化を図りました。昨日と比較すればマシンはある程度改善したものの、ブレンドンがQ1敗退、ピエールの方も15番手と十分な向上は果たせませんでした。
ただ、ロングランペースは悪くはありませんので、レースに向けてタイヤマネージメントやピット戦略などを上手く練り上げ、レース最終盤にポジションを挽回できるような形にもっていければと思っています。
ポールポジションはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。週末の支配していたフェラーリを寄せ付けない衝撃的な走りで逆転ポールを得た。2番手はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。3番手はフェラーリのセバスチャン・ベッテルが続く結果となった。
2018年F1第15戦シンガポールグランプリ決勝レースは、日本時間9月16日(日)21時10分にスタート。コース改修のために2m短くなった1周5063mのマリーナベイ市街地コースを61周する事で勝敗を決する。