15番手ピエール・ガスリー「バランスとグリップ不足に苦戦…Q3進出なんて無理」
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、9月15日(土)のF1シンガポールGP公式予選Q1で1分39秒614の自己ベストを記録するも、Q2ではこれを更新できず、10番手タイムを記録したエステバン・オコンに1.157秒及ばず、15番手でQ3進出を逃す結果に終わった。
スターティンググリッド争いを終えて、土曜のセッションを振り返ったガスリーは、マシンは初日ほど遅くはないものの、依然としてマシンバランスとグリップ不足に苦しんでいると告白。90度コーナーで構成されるマリーナベイ市街地コースではトラクション性能の高さが求められるが、グリップ不足ではそれも難しい。Q3進出を望めるような状態ではなかったと明らかにした。
決勝への意気込みついては「少しでもポジションを上げること」と返答。ラテン気質のフランス人はポイント獲得に消極的な姿勢を示した。モナコほどではないとは言え、シンガポールもまた追い抜きが極めて難しいサーキットであり、昨年のレースでのオーバーテイク数はわずか14回。現実を見据えた発言とも受け取れるが、マシンが仕上がっていない事の表れとも言える。。
バランスとグリップ不足に苦戦…Q3進出なんて無理
ピエール・ガスリー予選: 15位, FP3: 14位
昨日は期待外れの競争力だったし、僕らにとってのシンガポールGPは終始厳しい状況が続いてる。今日は幾らか良くはなったんだけど、ライバルチームとQ3進出をかけて争えるような状態じゃなかったよ。
マシンバランスとグリップ不足の解決方法を見つけるために色々と試してみたんだれど、クルマの性能を全て引き出すまでには至らず、上手くまとめきれなかったんだ。
明日の決勝レースの目標は少なからずポジションを上げることだね。ここシンガポールでそれは難しい相談だって事はちゃんと分かってるけど、僕らはハイパーソフトでのパフォーマンスがいつも良いし、長く保たせる事もできるから不可能な話じゃないさ。
ポールポジションはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。週末の支配していたフェラーリを寄せ付けない衝撃的な走りで逆転ポールを得た。2番手はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。3番手はフェラーリのセバスチャン・ベッテルが続く結果となった。
2018年F1第15戦シンガポールグランプリ決勝レースは、日本時間9月16日(日)21時10分にスタート。コース改修のために2m短くなった1周5063mのマリーナベイ市街地コースを61周する事で勝敗を決する。