ロバート・シュワルツマン、F1アメリカGPのFP1にフェラーリから参加
スクーデリア・フェラーリのテストドライバーを務めるロバート・シュワルツマンが、10月21日 (金)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われるF1第19戦アメリカGPのFP1でF1-75をドライブする事が決まった。
シュワルツマンはロシアで生まれ育ったものの、生まれはイスラエルで同国のパスポートを所持しているためロシア軍のウクライナ侵攻によるキャリアへの影響はなく、今季より導入された若手起用義務の一環としてCOTAでステアリングを握る事が発表された。
レーシング・ディレクターを務めるローラン・メキーズはサマーブレイク前、年2回の起用義務枠の全てをシュワルツマンに割り当てる事を認めていた。
シンガポールGPや日本GPは3年ぶりの開催であるため、レギュラードライバーを走らせる方が賢明だ。なおアメリカGP以外の起用地については現時点でまだ明らかにされていない。
シュワルツマンは2019年にFIA-F3選手権チャンピオンに輝くと、2021年にはプレマのチームメイトであるオスカー・ピアストリに次ぐFIA-F2選手権2位を獲得。順調にキャリアを積み重ねてきた。
ただ、フェラーリのレギュラーシートは満席で、カルロス・サインツとシャルル・ルクレール(フェラーリ)は2024年までの契約を有しており、ハースやアルファロメオを含めたカスタマーチームにおいてでさえも、近い将来にF1レースシートを獲得できる見通しは立っていない。
なおフェラーリのリザーブドライバーを務めるアントニオ・ジョビナッツィは米国GPのFP1でハースVF-22をドライブする事になっている。