セルジオ・ペレス、PP活かせず4位「運に見放されるとレースに勝つ事ができない…時々そう思う事がある」
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レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは3月27日(日)に行われたF1第2戦サウジアラビアGP決勝をポールポジションからスタートしたものの、セーフティーカー(SC)に翻弄され4位に終わった。
215戦目にした初めて掴んだポールから堅実なスタートを切ったペレスは、ミディアムタイヤでの第1スティントを完璧な仕事でリードしたものの、15周目にアンダーカット狙いでピットインを仕掛けてきたフェラーリに対処すべく、上位勢の中でいち早くピットに入ったのが不運の始まりだった。
ピットアウト直後にニコラス・ラティフィがクラッシュした事でバーチャル・セーフティーカー(VSC)が導入され、ペレスがピットに入った事でステイアウトしたルクレールを含む後方3台がピットイン。ペレスに対して大きなアドバンテージを得た。レースコントロールはその後、SCに切り替えた。
SCラップ中にピットに入ったカルロス・サインツ(フェラーリ)は、コースへと戻ったところでペレスとサイド・バイ・サイドになった。ペレスは一旦、前に出たものの、コース上での追い抜きと見なされペナルティが科されるリスクがあったため、レッドブルはサインツにポジションを返上するよう指示を出した。
結局リードを取り戻すチャンスはなく、初のポール・トゥ・ウインは次戦以降にお預けとなった。
運に見放されるとレースに勝つ事ができない…
セルジオ・ペレス決勝: 4位, グリッド: 1番手
特にこの手のクレイジーなコースでは、運に見放されるとレースに勝つ事ができない。時々そう思う事がある。
第1スティントは支配できていたと思う。快調にリードしていたし、レースをコントロールできていた。でも残念な事にそれだけでは十分じゃなかった。
最初はVSCの影響でポジションを落とすことになり、続くセーフティカー導入中にはカルロスにもやられてしまった。ピットストップ直後という最悪のタイミングでSCが出たものだから、その後、リードを取り戻すのは不可能だった。
最後にカルロスを捕まえて表彰台に上がれなかったのはちょっと残念だったけど、チャンスはなかった。
昨日はポールポジション、今日はレースペースと、今週末からは間違いなく多くの前向きな材料を得る事ができたから、これからもプッシュし続けてハードワークを続けていくつもりだ。
今日は勝利に足る働きをしたと思うけど、タイミングが悪かった。マックスとチームの事を思うと満足だ。本来なら1-2も可能だったと思うけど、今日もチームとして良い成績を残せて良かった。
3月27日(日)にジェッダ市街地コースで行われた2022年F1サウジアラビアGPの決勝では、4番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が逆転の今季初Vを飾り、2位にシャルル・ルクレール、3位にカルロス・サインツと、フェラーリが再びW表彰台に上がる結果となった。
アルバート・パーク・サーキットを舞台とする次戦F1オーストラリアGPの決勝は、4月10日(日)日本時間14時にスタートの時を迎える。