セルジオ・ペレス、215戦の新記録で史上初のメキシコ人ポール!優勝争いに自信…フェラーリとフェルスタッペンに宣戦布告
レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは3月26日に行われたF1第2戦サウジアラビアGP予選で史上初のメキシコ人ポールシッターに輝いた。キャリア215戦目での初ポールは、マーク・ウェバーが保持していた130戦を大きく更新する新記録となった。
ペレスは週末を通してチームメイトのマックス・フェルスタッペンやフェラーリ勢から一歩遅れていたものの、肝心の最終Q3では最終ラップで1分28秒200をマーク。シャルル・ルクレールに0.025秒差で競り勝った。
チーム代表のクリスチャン・ホーナーからポールポジションの事実を告げられたペレスは喜びを爆発させた。
「今日は僕にとって本当に特別な1日になった。人生で最高のラップを走る事ができたよ!」とペレス。
「例えあと1000周走ったとしても、これほどの完成度のラップが走れる可能性はゼロに等しい。何しろここは本当にリスキーなコースで、おそらく今シーズンの予選のなかで最も難しいコースなんだから」
「ここでポールポジションを取るって事は、それだけ完璧にラップをまとめられたって事なんだ。本当に正確にドライブしなきゃならないし、あらゆるリスクを取らなきゃならない」
「そのリスクに見合うだけの報酬があるのは確かだけど、完璧なラップを走るためにここで取らなきゃならないラインは本当にハードなんだ」
「僕らはバーレーンで本当にキツイ週末を過ごして、ここジェッダにやってきた。現場とミルトンキーンズを含めたチームは懸命にプッシュしてくれている。彼らの事を思うと最高にハッピーだよ」
ポールポジションを獲っても得られるチャンピオンシップポイントはない。重要なのはこの結果を明日のレースに繋げる事だが、ペレスはRB18のセットアップは予選ではなく決勝でのペースを重視したものだとしてフェラーリ勢に警告を発する共に、優勝争いへの自信を見せ後方4番グリッドにつく僚友に挑戦状を叩きつけた。
「どちらかというと僕らはレースペースを重視していたから、予選はフェラーリに分があると思ってたんだ。明日のレースで彼らを打ち負かせるだけのペースがあるかどうか見守る事にするよ」
「明日は良いスタートを切ってレースをコントロールしなきゃならない。フェラーリは速いし、マックスも混ざってくるだろうから長く難しいレースになると思うけど、それでも再びトップに立てると確信してる」
2022年 F1サウジアラビアグランプリの決勝レースは日本時間3月27日(日)26時にスタート。1周6175mのジェッダ市街地コースを50周する事でチャンピオンシップを争う。