2023 FIA-F1世界選手権21戦サンパウロGPスプリントが11月4日(土)に行われ、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）が2番グリッドからの逆転トップチェッカーを受けた。角田裕毅（アルファタウリ）は6位入賞を果たした。

好スタートを切ったフェルスタッペンはターン1で首位に立つと終始リードを維持。完全無欠のレースを展開し、後続に4.287秒差をつけて優勝を飾った。

ポールシッターのランド・ノリス（マクラーレン）は1周目に3番手に後退したが、5周目にDRSを使ってジョージ・ラッセル（メルセデス）からポジションを取り戻し、最終的に2位でフィニッシュした。

ラッセルはスタート直後にセルジオ・ペレス（レッドブル）を攻略し、続くターン10の見事なオーバーテイクでノリスを交わしたが、これを守り切る事はできずスタートポジションと同じ4位でレースを終えた。

ペレスはオープニングラップで2つポジションを落としたが、メルセデス勢との抜きつ抜かれつの激しい攻防を繰り広げ、ポジションキープの3位でヘルメットを脱いだ。

前戦メキシコGPとは一変。角田裕毅は完成度の高いパフォーマンスとレース運びを披露して、アルファタウリにチーム史上初のスプリントポイントを持ち帰った。レースの種別に関わらず、6位はチームにとっての今季ベストとなった。

クルマの競争力を考えれば1周目にシャルル・ルクレール（フェラーリ）にポジションを奪われるのは想定内であったが、その後は離されることなく1秒以内をキープ。残り4周でタイヤに苦しむ7度のF1王者、ルイス・ハミルトン（メルセデス）を仕留めて3ポイントを獲得した。

入賞最後のひと枠、8位を巡って僚友ダニエル・リカルドはカルロス・サインツ（フェラーリ）と激しいバトルを繰り広げた。11周目と14周目のターン1での大外刈りは見事であったが、いずれも続くターン4で追い抜きを許して9位でクルマを降りた。

今季6回目、シーズン最後のスプリントはインテルラゴス・サーキットを24周する事で争われた。気温28℃、路面53℃のドライコンディション。ハース勢とローガン・サージェント（ウィリアムズ）はミディアムを、他の17台はソフトをスタートタイヤに選んだ。

24周を通してラップの至るところで手に汗握るバトルが繰り広げられた。

アストンマーチン勢は大きく前進。15番グリッドに着いたフェルナンド・アロンソはピエール・ガスリー（アルピーヌ）を交わして11位でフィニッシュし、17番グリッドのランス・ストロールはエステバン・オコン（アルピーヌ）を引き離して13位でレースを終えた。

2023年F1第21戦サンパウロGPスプリントリザルト

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