ノリス初王座へ大前進、マックスがPLから衝撃表彰台!角田はペナ乱舞 / F1サンパウロGP 2025《決勝》結果と詳報

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2025年FIA-F1世界選手権第21戦サンパウロGPの決勝レースが11月9日、インテルラゴス・サーキットで開催され、ランド・ノリス(マクラーレン)が今季7勝目をポール・トゥ・ウインを飾った。角田裕毅(レッドブル)は2度の10秒ペナルティを受け、完走17台中最下位でレースを終えた。

戦略とタイヤ選択が入り乱れ、フェラーリ勢のダブルリタイヤも重なった波乱の展開。その中で、スプリントに続く“ダブルウィン”を飾ったノリスは、自身初のドライバーズタイトル獲得へ大きな一歩を踏み出した。一方で、レースの主役はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。

2025年F1サンパウロGP決勝レースにおけるドライバー別タイヤ戦略と順位、2025年11月9日インテルラゴス・サーキットCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

2025年F1サンパウロGP決勝レースにおけるドライバー別タイヤ戦略と順位、2025年11月9日インテルラゴス・サーキット

フェルスタッペン、ピットから怒涛の表彰台

真っ向勝負でのキャリア初となるQ1敗退を喫した前日の予選を経て、パルクフェルメ下でセットアップを変更し、パワーユニット一式を新調。ピットレーンからのスタートとなったが、パンクによる追加ピットストップを挟みながらも怒涛の追い上げを見せ、驚異的な3位表彰台を掴み取った。

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、フェルスタッペンの猛追をわずか0.362秒差で振り切り、キャリアベストとなる2位を獲得。若手有力株としての評価を一段と高めた。

ランキング2位のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)はアントネッリとの接触で10秒ペナルティを受け、ジョージ・ラッセル(メルセデス)をかわせず5位に終わった。この結果、ノリスはピアストリに対して約1勝分(24ポイント)、フェルスタッペンに対して約2勝分(49ポイント)のリードを築き、タイトル争いの主導権を明確に手中に収めた。

序盤から波乱、母国ボルトレートは再び衝突

レースは序盤から荒れた。母国ブラジルの観客が熱視線を送るガブリエル・ボルトレート(ザウバー)は、スプリントに続き1周目でクラッシュ。無線で「ストロールに押し出された」と訴えたが、一件が審議されることはなく、母国レースを完走できずに終えた。

さらにルイス・ハミルトン(フェラーリ)がメインストレートでフランコ・コラピント(アルピーヌ)のリアに接触。フロントウイングを破損し、交換のためピットインして最後尾に転落。早くもセーフティーカー(SC)が導入された。

リスタート直後のターン1では、イン側から仕掛けたピアストリの左フロントが、アントネッリの右リアと接触。衝撃で弾き飛ばされたアントネッリがアウト側のシャルル・ルクレール(フェラーリ)を巻き込んだ。これによりバーチャル・セーフティーカー(VSC)が導入され、ピアストリには10秒ペナルティが科された。

フェラーリにとっては悪夢の一日となった。この事故によりルクレールは左フロントを損傷して即リタイア。ハミルトンもウイングとフロアを破損し、レース半ばでリタイアを余儀なくされた。結果、コンストラクターズ選手権ではレッドブルに抜かれて3位に後退した。

角田、2度のペナルティで最下位

17番手からスタートした角田は、1周目で14番手まで浮上したが、SC中にミディアムへ交換して18番手に後退。その後、ランス・ストロール(アストンマーチン)のリアに接触してスピンさせたとして10秒ペナルティを受けた。

19周目にはトップ10入りを果たすも、24周目のピットストップでペナルティを消化し再びミディアムを装着。最後尾18番手でコース復帰したが、適切にペナルティを消化しなかったとして、再度10秒ペナルティを受け、最下位でレースを終えた。計20秒のペナルティがなければ、7位入賞も見えていた。

ハースとVCARBが存在感

オリバー・ベアマン(ハース)は6位に入り、2戦連続でミッドフィールド最上位を獲得。レーシング・ブルズ勢も好走し、リアム・ローソンが7位、アイザック・ハジャーが最終ラップでニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)を抜いて8位に入った。

ヒュルケンベルグはソフトタイヤで33周を走り切って9位、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)が10位で最後のポイントを手にした。

2025年F1サンパウロGP決勝レースにおけるタイヤコンパウンド別の最多ラップと最速ラップタイム、2025年11月9日インテルラゴス・サーキットCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

2025年F1サンパウロGP決勝レースにおけるタイヤコンパウンド別の最多ラップと最速ラップタイム、2025年11月9日インテルラゴス・サーキット

2025年F1第21戦サンパウロGP決勝リザルト

PosNoDriverTeamLapsTimePTS
14ランド・ノリスマクラーレン・メルセデス711:32:01.59625
212アンドレア・キミ・アントネッリメルセデス71+10.388s18
31マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダRBPT71+10.750s15
463ジョージ・ラッセルメルセデス71+15.267s12
581オスカー・ピアストリマクラーレン・メルセデス71+15.749s10
687オリバー・ベアマンハース・フェラーリ71+29.630s8
730リアム・ローソンレーシングブルズ・ホンダRBPT71+52.642s6
86アイザック・ハジャーレーシングブルズ・ホンダRBPT71+52.873s4
927ニコ・ヒュルケンベルグザウバー・フェラーリ71+53.324s2
1010ピエール・ガスリーアルピーヌ・ルノー71+53.914s1
1123アレックス・アルボンウィリアムズ・メルセデス71+54.184s0
1231エステバン・オコンハース・フェラーリ71+54.696s0
1355カルロス・サインツウィリアムズ・メルセデス71+55.420s0
1414フェルナンド・アロンソアストンマーチン・メルセデス71+55.766s0
1543フランコ・コラピントアルピーヌ・ルノー71+57.777s0
1618ランス・ストロールアストンマーチン・メルセデス71+58.247s0
1722角田裕毅レッドブル・ホンダRBPT71+69.176s0
NC44ルイス・ハミルトンフェラーリ37DNF0
NC16シャルル・ルクレールフェラーリ5DNF0
NC5ガブリエル・ボルトレートザウバー・フェラーリ0DNF0

コンディション

天気晴れ
気温17℃
路面温度31℃
周回数71

セッション概要

グランプリ名 F1サンパウロGP
レース種別 決勝
レース開始日時

サーキット

名称 インテルラゴス・サーキット
設立 1936年
全長 4309m
コーナー数 15
周回方向 反時計回り

F1サンパウロGP特集