F1サンパウロGP、5年の契約延長…2023年までインテルラゴスで開催

2022年11月12日にインテルラゴス・サーキットで行われたF1サンパウロGPスプリントの1周目の様子Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

F1は2023年11月3日(金)、現地プロモーターとの間で5年の契約延長に合意した事を明らかにした。これによりインテルラゴス・サーキットでのF1サンパウロGPは少なくとも2030年まで開催される。

リオデジャネイロ郊外のジャカレパグアでレースが行われた3シーズンを除き、インテルラゴス(正式名称:アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ)は1973年の初開催以来、ブラジルでのF1世界選手権の舞台を務めてきた。

以前は開催権料なしにグランプリを開催してきたが、リバティ・メディアによるF1買収を経て2020年に新たな5年契約が締結され、他の開催地と比べれば僅かながらも費用が生じるようになった事から公的資金が投入される事となり、この関係で2021年以降はサンパウロGPへと改称された。

契約の更新についてサンパウロGP社のアラン・アドラーCEOは「サンパウロ市の支援を受けて取り組んできた仕事が認められた事を示すものだ」と述べ、サンパウロ市長のリカルド・ヌネスは「経済的・社会的影響を与える大規模イベントの主催により雇用、収益、機会を創出すると共に、世界的リーダーとしての我々の都市を確固たるものにした」と語った。

またF1のステファノ・ドメニカリCEOは「ブラジルには豊かなレースの伝統があり、この象徴的なサーキットは世界中のドライバーやファンから愛されている。今後の更なる発展を楽しみにしている」と語った。

1991年のアイルトン・セナの感動的な勝利、2007年のキミ・ライコネンのチャンピオン決定、そして2021年のルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの壮絶なタイトル争いなど、インテルラゴスはF1史上最も記憶に残る数々の名シーンを演出してきた。

2024年のサンパウロGPは11月1〜3日に開催される。

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