ピエール・ガスリー、5位争うアルピーヌとの真っ向勝負制して7位…ライバルとの交戦「本当に楽しかった!」
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは11月14日に開催されたF1サンパウロGP決勝レースを7番グリッドからスタートし、スタートポジションを守り切って7位でチェッカーフラッグを受けた。
ビークルパフォーマンス部門の責任者を務めるギヨーム・デゾトゥーはこの日のガスリーのレースを次のように振り返った。
「今日の結果は満足できるものだ。ミディアムタイヤでスタートしたピエールは、セーフティカーが導入された後にベッテルを交わし、その先の隊列についていった」
「暑いコンディションとコース特性故にタイヤのデグラデーションが激しく、我々にとっては2ストップが最速のストラテジーだった」
「1回目のピットストップを終えるとピエールは第2スティントを堅実に走り、リカルドやオコンとの差を広げていったが、1ストッパー狙いのアロンソもかなりの速さだった」
「第3スティントで目指すべきものは明確だった。よりフレッシュなタイヤを使って2台のアルピーヌをコース上でパスする事だった」
「本当に激しいバトルだった。オコンがアロンソのDRSを得ていたため、オーバーテイクが唯一可能なターン1と4でなかなか接近し切れなかったが、6周のバトルを経てピエールは2台を見事に攻略して7位でフィニッシュした」
アルピーヌ勢はオコンが8位、アロンソが9位とW入賞を果たして計6点を加算。アルファタウリ・ホンダはガスリーが7位でチェッカーを受け同じく6点を持ち帰り、両チームは112点で再びコンストラクター5位に並んだ。
ライバルとの交戦「本当に楽しかった!」
ピエール・ガスリー決勝: 7位, グリッド: 7番手
本当に嬉しい。凄く厳しいレースだったけど、今日の結果には満足して良いんじゃないかな。
ダニエル(リカルド)やセブ(ベッテル)と本当に良いバトルができたし、レース終盤にはアルピーヌ勢とバトルもあった。
彼らと戦いは本当に楽しかった。F1だと、ああいったバトルはなかなか出来ないからね。
もちろん大変ではあったけど、今日はトップ3チームの後ろという僕らにとって最上位のポジションでフィニッシュする事ができた。
コンストラクターズ選手権5位争いを続けていく上で、今日の結果は僕らにとって何よりも重要だ。
11月14日(日)にインテルラゴス・サーキットで行われた2021年F1第19戦サンパウログランプリ決勝レースでは、10番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が大逆転勝利を飾った。2位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3位表彰台にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が滑り込んだ。
ロサイル・インターナショナル・サーキットを舞台とする次戦F1カタールGPは11月19日のフリー走行1で幕を開ける。