インタビューに応えるアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーとダニール・クビアト、2020年F1サクヒールGP初日
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アルファタウリ・ホンダ:ダブルTOP10連発、長短ランの両方で競争力を発揮「後は微調整でOK!」とガスリー

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アルファタウリ・ホンダ勢は12月4日(金)に行われたF1第16戦サクヒールGPの2回のプラクティスで共に高い競争力を発揮し、ダニール・クビアトが6番手、ピエール・ガスリーが9番手で初日を締め括った。

チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは、ショートランのパフォーマンスは「良好」で、FP2に向けて施したセットアップ変更によってロングランも改善していると言い、初日を総括して「生産的だった」と評した。

順位 ドライバー チーム タイム
3 セルジオ・ペレス レーシングポイント 47:02.400 +0.153 52
4 エステバン・オコン ルノー 33:36.000 +0.227 50
5 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 51:50.400 +0.323 42
6 ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 37:55.200 +0.355 58
7 ランス・ストロール レーシングポイント 29:45.600 +0.391 44
8 ダニエル・リカルド ルノー 58:33.600 +0.411 47
9 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 11:31.200 +0.420 48

直接のライバルとなりそうなのはレーシングポイントとルノーだが、3番手に付けたセルジオ・ペレスから9番手ガスリーまでは0.267秒と接近しており、些細なミスやトラフィックがタイムシートを一変させる可能性がある。

エドルズは予選について、ショートトラックというコース特性故にトラフィックの発生は避けられず「悪夢のような展開になるだろう」との予想を口にした。

AlphaTauri:F1サクヒールGP初日

ピエール・ガスリーFP2: 9位, FP1: 6位

悪くない初日になったと思う。クルマにはかなりの競争力があるように感じられたし、異なるセットアップを試した事で明日に向けて取るべき方向性が見えてきたからね。

FP2ではオプションタイヤ(ソフト)の走行が少しまとめ切れず仕舞いだったから、もう少しパフォーマンスを見つける必要があると思うけど、ロングランに関しては競争力があったし、後は微調整するだけだ。

レースで強さを発揮できるマシンに仕上げるためにも、日曜日に良いポジションからスタートするためにも、今夜は明日に向けて細かいところを最終調整するつもりだ。

ダニール・クビアトFP2: 6位, FP1: 5位

今日は至って普通の金曜日だった。予定していたプログラムを全て消化できたし、コースについても色々理解を深めることができたし良い感じだ。今夜は幾つかの箇所について見直し、明日に向けて改善していきたいと思ってる。

チーム間のギャップが本当に僅差だから、明日は一切のミスなく全てをまとめ上げる事が重要になるはずだ。レイアウト的には初めて走るコーナーもあって、色々と学ぶ事があって楽しんでる。新しいチャレンジに挑むのは面白いよね。


初日をトップで締め括ったのはルイス・ハミルトンの代役に起用されたジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を0.128秒差で退けた。3番手には0.153秒遅れでセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が続く結果となった。

F1サクヒールグランプリ3回目のフリー走行は日本時間12月5日(土)23時から、公式予選は同6日(日)2時から1時間に渡ってバーレーン・インターナショナル・サーキットのアウタートラックで開催される。

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