
F1日本GP決勝:週末3度目、カルロス・サインツを召喚―競技規則違反の疑い
2025年F1第3戦日本グランプリは、ウィリアムズのカルロス・サインツにとって「召喚状まみれ」の週末となった。スチュワードは、F1競技規則第19条4項bに違反した疑いがあるとして14位で決勝を終えたサインツを召喚した。
問題視されているのは、決勝前に行われた国歌セレモニーへの遅刻。これに関連して、同日16時30分より聴聞会が開かれる。
サインツは今週末、すでに2件の違反でペナルティを受けている。1件目はピットレーンで制限速度を13.7km/h超過し、チームに1,000ユーロの罰金が科された件。そして2件目は、予選でのルイス・ハミルトンに対する走行妨害で、決勝を前に3グリッド降格ペナルティ処分を受けた。
53周で争われた鈴鹿サーキットでの決勝では、15番グリッドからスタートし14位で完走。対照的に、チームメイトのアレックス・アルボンは10位でフィニッシュし、今季の獲得ポイントを18点に伸ばした。一方、サインツは前戦中国グランプリで他車の失格により得た1ポイントのみと、ウィリアムズ移籍後は厳しい戦いが続いている。