
サインツ、アントネッリの「馬鹿発言」に反発…ベルギーGPフリー走行でのニアミスで対立
2026年F1第10戦ベルギーGP初日のフリー走行で、カルロス・サインツ(ウィリアムズ)とアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が、コース上の動きをめぐって意見を対立させた。
アントネッリは、キャンパス(ターン14、旧スタヴロ)の出口でサインツに走行を妨げられたと感じ、チーム無線を通じて「なんて馬鹿なことをするんだ、サインツは!」と苛立ちを示した。
一方のサインツは、アントネッリが「僕に向かってクルマを寄せてきた。意味が分からない」と無線で不快感をあらわにした。
アントネッリ「かなり危険」と非難
イギリスの専門メディア『The Race』によるとアントネッリはセッション後、「本来なら7速で駆け抜ける高速コーナーなのに、彼はそこでスロットルを戻したんだ。おかげで僕は、ラップを中止しなきゃならなかった」と振り返った。
また、自身が無線で口にした言葉については、その場の勢いで言ってしまったものであり、反省の余地があると認めつつも、不満を抱いたこと自体は当然だったとの考えを示し、「あれはかなり危険だった」とサインツの動きを非難した。
アントネッリの主張とは裏腹に、スチュワードはこの一件を問題視せず、調査には至っていない。
サインツは反発「落ち着くべき」
一方のサインツはセッション後、アントネッリが妨害されたと感じた可能性には理解を示したものの、実際に妨げたとの認識はないと主張した。
「たぶん彼は、僕に妨害されたと感じたんだろうけど、僕は妨害があったとは思っていない」
サインツは、ストレートモード(SM)によってウイングが開いた状態ではダウンフォースが減り、容易に進路を変えることは難しいとも指摘した。
「今のF1にはSMがあるから、進路を譲ろうとしても、ウイングが開いている状態ではダウンフォースがないから、簡単には曲がれないんだ」
そのうえで、無線で相手を侮辱するべきではないと反発し、血気盛んな若き選手権リーダーに苦言を呈した。
「彼からすれば、僕がもう少しうまく道を譲れたはずだと思ったのかもしれないけど、だからといって、無線で僕のことを『馬鹿』呼ばわりすべきではないと思う。ライバルを罵ったり、侮辱したりすることは禁止されているはずだ。彼は少し落ち着くべきだ」