マクラーレン「車体開発には自信あり、ロシアに新しいアップデートを持ち込む」2017年F1ロシアGP《Preview》コメント

エリック・ブーリエcopyright mclaren.com

2017年F1第4戦ロシアGPに向けて、マクラーレン・ホンダのレースディレクターを務めるエリック・ブーリエがコメントを発表した。マクラーレン・ホンダは2016年のロシアGPでアロンソが6位・バトンが10位を獲得、同チームにとってはダブルポイントを獲得している相性の良いグランプリである。

マクラーレンホンダ:ロシアGPに向けてのコメント

エリック・ブーリエ
マクラーレンホンダ・レースディレクター

「過去数回のレースは我々が予想し期待していた以上に気まぐれなものになってしまいました。トラブルのない週末を過ごすということは、パフォーマンスを発揮させていく上で一番初歩的なステップですが、我々は両方のガレージを問題のない週末にまとめることができませんでした。ホンダは我々を悩ませているMGU-H問題の解決策を見つけるために懸命に働いています。2台のマシンを完走させるためにマクラーレン側が行うべき重要なことは、すべての運用プロセスと手順が一貫して完璧なものになっていることを確認することです」

「バーレンテストの後、私たちはソチに新しい部品を持ち込むことに懸命に取り組んでいます。私たちはシャシーの開発手法に自信を持っていますし、いつ何時であってもさらなるパフォーマンスを見つけるための努力を常に行っています。シーズンを通してこのようなプロセスを続けていくことが重要です」

ソチ・オートドロームに向かうのは今回で4回目となりますが、全てのセッションを問題なくスムーズにまとめていくことに焦点を絞ることが必要です。なぜならば、各セッションこそがコース上でのマシンの実際のパフォーマンスを見ることができる唯一の方法なのですから。我々はこれまでのところロシアGPで良い戦いを見せていますので、今回も混戦のチャンスがあることを祈っています」


ホンダのF1総責任者を務める長谷川祐介は一連のMGU-Hのトラブルに関し「解決策の方向性を確認できた」と述べ、同様の問題がロシアGPで起こることはないとの考えを示している。2017年のF1ロシアGPは、4月28日(金)17:00にソチ・オートドロームにて1回目のフリー走行が開催される。

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