アルファタウリ・ホンダの角田裕毅、2021年9月26日F1ロシアGP決勝レース前のグリッドにて
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角田裕毅、終始速さなく17位…雨で”ソフト”の大博打も功奏せず「間違いなく残念な1日」

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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は12番グリッドと、入賞圏内を射程に捉える好位置からスタートしたものの、ソチでの53周のレースでは1周目に最下位にまで転落。その後は一度も17位より上のポジションを走る事が出来ないまま終わった。

2台共にポイント圏外を走行していた最終盤の降雨に際し、チームはピエール・ガスリーをステイアウトさせ、角田裕毅にインターミディエイトではなくソフトタイヤを履かせるギャンブルに打って出た。

車両パフォーマンス部門のチーフエンジニアを務めるクラウディオ・バレストリは「ライバルはインターに交換したが、我々はこの雨が降り続く事はないと考え、チャンスを活かすためにドライタイヤでいく事を選択した」と説明した。

「ピエールをステイアウトさせ、ユーキに関してはピットに呼んでソフトを履かせた。だがこのギャンブルは成功せず、雨脚が強まった事で最終的にはインターを履くためにピットインを余儀なくされた」

最終盤の雨に際して再びスリックタイヤに履き替えたのは角田裕毅のみだった。

間違いなく残念な1日

角田裕毅
決勝: 17位, グリッド: 12番手

残念な1日になった事は間違いありません。今週末はずっとマシンバランスに悩まされてきましたが、それは今日のレースでも変わず、特に1周目はコース上にクルマを留めておくのも大変でした。

週末も終わりましたし兎に角、気持ちを切り替えて、ベースラインのパフォーマンスを改善すべく取り組み続けるのみです。

再びポイントフィニッシュできるよう頑張ります。


9月26日(日)にソチ・オートドロームで行われた2021年F1第15戦ロシアグランプリ決勝レースでは、4番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が通算100勝目を上げた。2位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。3位表彰台にはカルロス・サインツ(フェラーリ)が滑り込んだ。

イスタンブール・パーク・サーキットを舞台とする次戦トルコGPは2週間後の10月8日のフリー走行1で幕を開ける。

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