鉄製ガードレールの間を走行するメルセデスW10、2019年F1ロシアGPにてcopyright Daimler AG

メルセデス、フェラーリのストレート速度に完敗「クレイジーな速さ。為す術がない」F1ロシアGP《予選》

  • Published:

F1第16戦ロシアGP公式予選に挑んだメルセデスAMGは、ルイス・ハミルトンが2番手タイムを記録してフロントロウを獲得。バルテリ・ボッタスはQ3最後のアタックでミスを喫し、マックス・フェルスタッペンに続く5番手という結果に終わった。

ポールポジションを獲得したシャルル・ルクレール(Ferrari)との差は大きかった。ハミルトンとルクレールとのギャップは0.402秒。特に、エンジン性能が試されるセクター1でのタイムロスが大きく、シルバーアローはこの区間だけでコンマ4秒近くを失っていた。

トト・ウォルフ代表は「パッケージの性能を全て引き出せた点には満足しているが、フェラーリに対してストレートだけで0.7秒~0.8秒を失っていた。これに関しては為すすべもなく、我々は困難なチャレンジを強いられている状況だが、彼らを打ち破るべく全力を尽くす」と述べた。ハミルトンは跳ね馬の速さを「クレイジー」と表現した。

1発の速さでは敗れたものの、レースペースではメルセデスの方が一枚上手。強力なダウンフォースを武器に、フェラーリよりも1周あたりコンマ3秒近いペースを発揮する。2台のW10は予選Q2を中間コンパウンドのミディアムタイヤで通過しているため、決勝ではライバルとは異なるタイヤでスタートする。

メルセデス:F1ロシアGP予選

ルイス・ハミルトン予選: 2位, FP3: 3位

これまでのところ本当に前向きな週末を過ごせているし、予選ではチームとしてうまくやり遂げることができた。満足だよ。

昨日は夜遅くまで仕事に取り組み、その結果として素晴らしい結果を残すことができた。僕らの究極の目標は、常に100%最大限のパフォーマンスを引き出すことだけど、今日はこれ以上クルマから引き出せるものはなかったと思う。

毎年僕はこのソチで苦戦してしまうけど、今日は走る毎に調子を上げていくことができた。ミスもなかったし、特に最後のアタックはかなり良い感触を持って走ることができた。

フェラーリのストレートでのスピードはクレイジーだったよ。彼らの間に割って入れて良かった。決勝ではさらに良い結果を掴むべく、挑戦しなきゃならない。

僕らは明日、ライバルとは異なる戦略で挑むけど、ターン1までの距離が長いことを踏まえれば、硬めのコンパウンドでスタートするのが最善策とは限らない。でも、僕らは何かを試さなきゃならない立場にあった。チームの素晴らしい仕事のおかげでこのポジションを得ることができたし、明日の戦いが楽しみだ。

バルデリ・ボッタス予選: 5位, FP3: 4位

僕にとっては難しい予選になってしまった。予選中は毎周のように、最終セクターの特にターン13のミドルコーナーでリアがスナップしてしまい、その結果としてリアタイヤがオーバーヒートしてしまった。当然、残りのセクターでかなり厳しい状況に追い込まれてしまったんだけど、この問題を避ける良い方法を見つる事は出来なかった。

Q3最後のアタックでのスナップはかなり大きく、コンマ数秒を失ったと判断してアタックを途中で断念した。ストレートでのフェラーリはかなり速いけど、僕らのレースペースはまずまずだし、今回は周りとは違うタイヤでスタートするから、上手くチャンスを作り出せることを祈ってる。本番はこれからさ。


ポールポジションはシャルル・ルクレール(Ferrari)。4戦連続の快挙となった。2番手はルイス・ハミルトン(Mercedes)。3番手にはセバスチャン・ベッテル(Ferrari)が続く結果となった。

2019年F1第16戦ロシアグランプリ決勝レースは、日本時間9月29日(日)20時10分から行われ、1周5872mのソチ・オートドロームを53周する事で勝敗を決する。

F1ロシアGP特集