ウィリアムズF1、ロブ・スメドレーと最後の別れ…マッサのレーシングスーツをプレゼント
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ウィリアムズのパフォーマンス・エンジニアリング部門を率いるロブ・スメドレーが14日、英国オックスフォード州グローブのファクトリーに最後の別れを告げた。
フェリペ・マッサのレースエンジニアとして世界中のF1ファンに愛されたスメドレー。マッサはスメドレーの事を”F1で最も仲の良い友人”と語り、スメドレーはマッサの事を”弟”のような存在だと言う。国籍も年も違う二人は、長年に渡って家族ぐるみで付き合いを深めてきた。
2010年のドイツGPでスメドレーがマッサに言い放った「Fernando, is, faster, than, you.」は、F1史上最も有名な無線として知られる。スメドレーはフェリペ・マッサを追って2014年にフェラーリからウィリアムズへと移籍。マッサがF1を去った今、ウィリアムズでの職務を続ける理由はなくなった。
Thank you for all your hard work and good luck for the future, Rob 👍 pic.twitter.com/xaz2PBFqoS
— Williams Racing (@WilliamsRacing) December 14, 2018
パフォーマンス部門の責任者として、スメドレーは2016年と2017年のコンストラクターズ5位連取に多大な貢献を果たした。去りゆくスメドレーに対して、チームはマッサ仕様のレーシングスーツに寄せ書きを添えてプレゼント。テクニカル・ディレクターのパディー・ロウが手渡した。
再びマッサの後を追ってフォーミュラEへと転向するかに思われたが、スメドレーは「F1に留まりたい」とコメント。既に幾つかのチームからオファーがある事を明かしている。移籍先は不明だが、スメドレーは”ガーデニング休暇”を取った後、古巣フェラーリに復帰するものとみられる。