バーレーン・インターナショナル・サーキットを走行するルノーのF1マシンcopyright RENAULT SPORT

ルノー「真の実力が明らかになる」母国フランスGPで反転攻勢、複数のアップグレードを投入

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ルノーF1チームは、今週末の母国フランスGPを境にシーズンの流れを一転させるべく、車体側に複数のアップグレードを投入。レッドブル・ホンダ以上の存在感を示した前戦カナダGPでのリザルトを”再現し続けていく”つもりだとして、強い意気込みを示している。

3強チームとのギャップ縮小を目標に掲げ、ドライバーラインナップを変更して2019シーズンに臨んだルノーであったが、2台揃ってのダブル入賞を果たすのに7戦もの時間を費やす事となった。だが、その7戦目でのパフォーマンスには目を見張るものがあった。

ルノーは前戦カナダGPで、ダニエル・リカルドが2020年日本GP以来となる予選最高位、4番手を獲得。パワーセンシティビティが高いジル・ビルヌーブ・サーキットで、ポールタイムを刻んだフェラーリのセバスチャン・ベッテルから0.831秒遅れのパフォーマンスを残した。

決勝では、メルセデスのバルテリ・ボッタスと激しい攻防を繰り広げ、数周に渡ってポジションをキープ。終盤にレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンにごぼう抜きにされたものの、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグと共に、6位と7位でフィニッシュした。

チームとしては計14ポイントを獲得。コンストラクターズランキングで一気に8位から5位まで駆け上がった。マクラーレンがノーポイントに終わったことで、4位まで2点差に詰め寄っている。

「フランスGPが我々にとって重要なマイルストーンである事は明らかだ」とシリル・アビテブール代表。「ル・カステレでのレースが我々の母国グランプリだからというだけでなく、競争力のさらなる向上を実証する機会でもあるからだ」

「パワーセンシティブなジル・ビルヌーブ・サーキットでは、我々のエンジン性能の向上ぶりを示す事が出来た。フランスではシャシー側に幾つかの開発パーツを導入する予定だ。間違いなく言える事は、モントリオールでの成績に甘んじてはいられないという事だ。好成績を繰り返す事、そして先頭集団とのギャップを減らすよう、努力し続けることが我々の目標だ」

昨年のフランスGPでルノー勢は、カルロス・サインツとヒュルケンベルグがそれぞれ8位と9位でフィニッシュ。昨年を上回るリザルトを目標としているであろう事は想像に難くないが、モントリオールでのボッタスとの激しいバトルを心の底から堪能したリカルドは、向上しつつあるR.S.19の競争力を背景に、至って楽観的な姿勢をみせている。

「フランスGPでの目標は、カナダの勢いを維持する事だ」とダニエル・リカルド。「ルノーは昨年のポール・リカールで良いペースを発揮していたから、チームにはポジティブな雰囲気が漂っている。何点かアップグレードが持ち込まれるし、僕らの真のペースが初めて披露できると言えるだろう。開発は順調に進んでいるし、クルマが改善するに従って、僕自身も自信を深めているし、上手く乗りこなせるようになってきている」

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