TOYOTA GAZOO Racingからダカールラリー2020に参戦するフェルナンド・アロンソcopyright TOYOTA MOTOR CORPORATION

ルノーF1、フェルナンド・アロンソの2021年復帰を水曜にも正式発表へ

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ルノーF1チームが第2戦シュタイアーマルクGPの初日を前に、2021年シーズンのエステバン・オコンのチームメイトとして、2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソの復帰を正式に発表する見通しとなった。

Sky Italiaが7日(火)に報じたところによると、エンストンのチームは既に38歳のスペイン人ドライバーと契約に合意しており、後はルカ・デメオCEOのサインを待つのみで、数時間後、遅くとも7月8日(水)には2005年と2006年の世界王者の起用を発表する見通しだという。

続報:ルノー、アロンソ起用を発表

ルノーの広報担当者は報道についてのコメントを拒否しているが、Sky Italiaに続いて英BBC、英Sky Sportsも発表の見通しを報じており、発表日時の前後の可能性はあるものの、古巣ルノーでのアロンソの復帰は確実な情勢だ。

アロンソが持つ2度のF1ドライバーズタイトルは、いずれもルノーと共に勝ち取ったもので、キャリア通算32勝の内の17勝はフランスの自動車メーカーチームと共に達成している。アロンソはかねてより、競争力のあるマシンが手に入る場合に限り、F1への復帰を視野に入れるとしていた。

3年に渡る失意のマクラーレン・ホンダ時代と、ルノー製F1パワーユニットに切り替えた2018年を終えて現役生活に別れを告げたアロンソはその後、様々なモータースポーツへの挑戦を口にして、トヨタと共にル・マン24時間レースを制し、ダカール・ラリーへの参戦も果たした。

野望に掲げる世界三大レース全制覇=トリプルクラウンの達成まではインディ500を残すのみで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で今年8月に延期された第104回大会には、マクラーレンSPからの参戦が決まっている。

COVID-19による経済危機への対処としてF1は、チーム間競争力の均衡化が期待される新しいテクニカルレギュレーションの導入を2022年へと1年延期とし、更にはマシン開発を部分的に凍結する。そのため、チームは基本的に来シーズンも今季型マシンを走らせるため、来季のルノーがアロンソの求める水準に合致するとは考えにくい。

ただし、フェラーリやメルセデス、レッドブルといったトップチームとそれ以外のチームとの予算格差を解消するためのコストキャップに関しては、当初の計画通り2021年より施行されるため、大なり小なりミッドフィルダーとフロントランナーとのギャップが縮まる事は予想される。

新時代の到来告げる2022年シーズンからの開幕ダッシュを決めるためには、一年前から開始される2022年型マシンの開発にアロンソを従事させる事の意味は大きい。来季の起用は開発やチーム作りという観点でも有効と言える。

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