F1バーレーンGPで4位入賞を果たしたトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーの株が急上昇している。22歳のフランス人は、F1参戦わずか7戦目にして予選6番手タイムを記録、決勝では表彰台まであと一つという完璧なレース運びをみせキャリア初入賞を飾った。

成績不振のダニール・クビアトをシーズン途中で放出し、その代役としてスーパーフォーミュラに参戦していたガスリーをF1へと昇格させたレッドブルのヘルムート・マルコは「これで一皮むけた一人前だな」と微笑み、成績の対価として多額の報酬を与えると述べた。

「レッドブルには、ドライバーに対する非常に素晴らしいボーナスシステムがある。彼が受け取るのは4位分だ。おそらくビックリするだろうね、大喜びするはずだ。まさか、これほど早く4位という結果を出すとは思っていなかった。良い流れだよ」

ガスリーを称賛するのはマルコだけではない。直属のボスであるチーム代表のフランツ・トストもまた、ガスリーの走りに感動したようだ。

「信じられない程素晴らしい仕事をしてくれた。予選でも完璧にまとめ上げていたし、今日も素晴らしいスタートを決めた。序盤のマグヌッセンとのバトルは見事だったよ。激しいポジション争いに打ち勝ち、最後までノーミスだった」

「ピエールには当然期待していたよ。そうでなければ、レッドブルのジュニアドライバーにはなれないだろうし、今トロ・ロッソにいる事もなかっただろう」

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