予選中にガレージでクリスチャン・ホーナー代表と話すマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2024年11月22日(金) F1ラスベガスGP(ラスベガス市街地コース)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

F1ベガス予選で「遅すぎた」レッドブル、弱点の影響はレースでは限定的か…フェルスタッペン、いざ4冠へ

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2024年のF1ラスベガスGP予選で5番手に留まったマックス・フェルスタッペンは、ラスベガスでのレッドブルRB20について「少し遅すぎる」と述べ、その要因としてタイヤと空気抵抗過多のリアウイングの2点を挙げた。

昨年のベガスウィナーであるレッドブルは、週末を通してシングルラップに苦戦しており、フェルスタッペンはポールのジョージ・ラッセル(メルセデス)に約0.5秒もの遅れを取った。

フェルスタッペンは、リザルト自体は「悪くはなかった」と認めつつも、「少し遅すぎた」と述べ、タイヤを適正な作動温度に入れられなかったことが影響し、さらにリアウイングの空気抵抗がロングストレートでの速度を犠牲にしたと説明した。

「つまり、僕らは単に、少し遅すぎたってことだ。ラップを通してタイヤを機能させるのに苦労したし、特に予選ではストレートでも遅すぎた」とフェルスタッペンは語った。

「僕らのリアウイングを見れば分かるように、DRSのフラップ周りをかなり削り落としたから、DRSを開けた際のゲインが他のチームほどなくてね。それが影響して、少しばかり複雑な状況になっているんだ」

「とは言え、これ(ベガスに適した超低ドラッグ仕様のウイングを開発しなかったこと)は僕ら自身が選んだことだし、それによって妥協しなきゃならない部分も理解しているから、できる限り頑張った」

忘れたわけじゃない「ベガスF1ウイング」の真相

最前列争いには届かなかったが、驚きの3番グリッドを獲得したピエール・ガスリー(アルピーヌ)との差は0.1秒ほどだった。フェルスタッペンは3番手争いが接戦であったと認めつつも、「これ以上は殆ど望めなかった」として、自身のラップに対する満足感を示した。

フェルスタッペンは、レースでは予選ほどレッドブルの弱点が目立たない可能性があると考えているが、タイヤの挙動については引き続き懸念を抱いている。

「レースでは大抵、毎周に渡ってDRSを使うわけじゃないから、明日はそれほどリアウイングが問題にならないと良いね」とフェルスタッペンは語った。

「タイヤの挙動に関しては少し疑問だ。明日は少し良くなることを願っているけど、少なくとも僕自身のロングランでは、特に感触が良かったわけじゃないからね」

フェルスタッペンは、土曜のナイトレースで4年連続のドライバーズタイトルを確定させる可能性がある。6番グリッドに着くランド・ノリス(マクラーレン)がフェルスタッペンを3ポイント以上、上回らなければ、今季のタイトル争いは2戦を残して決着する。


2024年F1ラスベガスGP予選ではジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得。2番手にカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手にピエール・ガスリー(アルピーヌ)が続いた。

決勝は日本時間11月24日(日)15時にフォーメーションラップが開始され、1周6201mのラスベガス市街地コースを50周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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