ピットウォールから後ろを振り返るレッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表、2021年12月4日F1サウジアラビアGP予選にて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダ「矛盾」感じるも、ハミルトン”お咎めなし”裁定に控訴せず / F1サウジアラビアGP

  • Published:

二重黄旗無視の疑いが取り沙汰されたルイス・ハミルトン(ハミルトン)をお咎めなしとしたF1サウジアラビアGPのスチュワードの裁定に対し、レッドブル・ホンダは一旦は控訴を検討したものの最終的に見送った。

ハミルトンはジェッダ市街地コースで行われた土曜3回目のフリー走行でダブル・イエローフラッグを無視したとして競技規定違反が疑われたが、調査を終えたスチュワードはお咎めなしの裁定を下した。

チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは予選を終え、「一貫性」を理由に「2週間前と少し矛盾しているような気がする」として、控訴を検討する意向を示していた。

レッドブル・ホンダは前戦カタールGPでマックス・フェルスタッペンがダブル・イエローフラッグ違反によって5グリッド降格ペナルティを科された。

レッドブル・レーシングのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコはその後、Servus TVとのインタビューの中で次のように述べ、控訴したと説明したが、後にレッドブルはこれを否定した。

「マックスはカタールで5グリッドのペナルティを受けた。だがここでは突然、イエローがイエローでなくなった。別の解釈がなされた。恣意的に解釈を変えるべきではない」

「あれはイエローフラッグだった。そしてディスプレイにはハッキリとイエローが表示されていた。チームは少なくとも警告を発すべきだった」

「我々は控訴したが今は別の心配事があるため、それをフォローしている」

F1サウジアラビアGP特集