レッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表、2021年12月5日F1サウジアラビアGPにて
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過去数戦はメルセデスに軍配…レッドブル・ホンダ、8年ぶりのF1タイトル獲得には「奇跡が必要」

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レッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表は、8年ぶりのコンストラクターズ選手権タイトル獲得のためには「奇跡が必要」だとして、最終F1アブダビGPでメルセデスを上回るポイントを獲得する事は極めて難しい状況との考えを示した。

前戦サウジアラビアGPでは、マックス・フェルスタッペンが2位表彰台に上がった一方、セルジオ・ペレスはクラッシュに見舞われ無得点。対するシルバーアローはルイス・ハミルトンが優勝、バルテリ・ボッタスが3位と、ダブルポディウムで大量得点を加えた。

レッドブル・ホンダは559.5ポイント、メルセデスは587.5ポイントと、両者は28点差でラストレースに臨む。アブダビで獲得可能な理論上の最大ポイントは優勝+ファステストラップ+2位の44ポイントであるため計算上は逆転が可能だが、シルバーアローの2台が共に6位以下など、非常に限られた状況下でのみ達成可能だ。

F1公式サイトによるとホーナーは、今年のレッドブル・ホンダは10勝を挙げて「驚異的なキャンペーンを展開」し、最終決着を最終戦にまでもつれ込ませる事に成功したと語った。

そして、この展開をシーズン開幕前に「一体誰が予想しただろうか」と述べ、チームの努力を称える一方「コンストラクターズでは、我々は後手に回っており、勝つためには奇跡が必要だ」と語った。

レッドブルが最後にコンストラクターズタイトルを獲得したのはルノーエンジンを搭載していた2013年で、パワーユニットサプライヤーのホンダが最後にチームをタイトルに導いたのは1991年だ。

チームタイトルに関しては絶望的な状況ながらも、ドライバーズチャンピオンシップに関してはフェルスタッペンとハミルトンが同一ポイントで決戦の地、ヤス・マリーナ・サーキットに向かう。

「マックスと共にタイトルを獲得するためのチャンスはまだ残っている。出来る限りの事をするつもりだし、全力で準備に取り組み立て直していく」とホーナーは語る。

「気落ちしている者は誰もいない。誰もがこれまでの努力を誇りに思っているはずだ。どうなるか見守ろう」

「来週末には、ルイスかマックスのいずれかがトップに立つ事になる。皮肉なことに、チームにとってはコンストラクターズ選手権の順位が財政的に非常に重要だが、スポーツ的にはドライバーズ選手権が大きな意味を持っている」

「我々は世界選手権で同一ポイントに並んだ。そして勝利数ではリードしている。どちらが先にチェッカーを受けるにせよ、今シーズンのこれまでのレースと同じ様に真っ向勝負になるだろう」

「メルセデスは今、3連勝中の立場にある。だがマックスはその前に2連勝を飾った。来週末は誰がトップに立つのだろうか?私には分からない」

「ここ数戦のパフォーマンスに関して言えば、明らかにメルセデスに軍配が上がる。だがマックスは(サウジアラビアで)獅子のごとく戦い、すべてを出し切った」

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