レッドブルF1、開幕戦でのダブルDNFの原因を発表…サウジアラビアに向けて即修正
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レッドブル・レーシングは先週末のバーレーンGPでマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスがWリタイアを余儀なくされた原因について、ライン内が真空状態となりエンジンへの燃料供給が滞ったためだと説明した。
フェルスタッペンはサクヒールで開催された今季開幕レースの最終盤に表彰台圏内2番手を走行していたものの、残り3周でホンダ製F1パワーユニットがパワーダウン。更にはチームメイトのペレスも同様のトラブルに見舞われ、最終周のターン1でクルマを停めた。
このドラマチックな結末は、共通パーツの燃料ポンプ類に問題があったのではないか、単に燃料切れになっただけなのでは…と言った様々な憶測を呼び起こしたが、RB18を分解して詳細な調査を行った結果、チームは燃料系統の一部あるいは全部が真空状態になったことが引き金になったと公式にアナウンスした。
レッドブルは第2戦サウジアラビアGPの初日を迎えた3月25日(金)、「先週末は2台ともが燃圧不足に見舞われた。適切な量の燃料が入っていたものの真空となった事で、ポンプが燃料を汲み上げてエンジンに供給することができなくなった」と説明した。
「この問題を解決するために必要な措置を講じたので、今週末は問題ないだろう」
バーレーンでのレッドブルの悪夢はそのままフェラーリの歓喜に繋がった。シャルル・ルクレールとカルロス・サインツはマラネロに2019年のF1シンガポール以来の1-2フィニッシュをもたらした。