レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

ペナルティで優勝が剥奪されていたとしたらF1撤退を検討したはず、とレッドブル

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レッドブル・レーシングのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ペナルティによってマックス・フェルスタッペンのオーストリアGPでの優勝が剥奪されていたとしたら、F1での将来を再考する事になっただろうとの見解を示した。

本拠地レッドブル・リンクでのレースでフェルスタッペンは、オープニングラップで一時8番手にまで後退しながらも、その後、怒涛のオーバーテイクショーを披露。ラップをリードしていたシャルル・ルクレールをラスト3周で抜き去りトップチェッカーを受けた。だが、追い抜きの際の接触がインシデントとなり、表彰台セレモニーの後に審議が行われた。

最終的にチェッカーから3時間後にようやくお咎め無しの裁定が下り、リザルト変わらずフェルスタッペンが勝者として記録された。だが、世界中のファンを熱狂させたフェルスタッペンの走りが罰則の対象となっていたとしたら、レッドブル総裁ディートリッヒ・マテシッツが2020年を最後に、トロロッソを含む2つのチームをF1から引き上げる決断を下す可能性もあったようだ。

「我々は(裁定が勝利を左右するようなスポーツには)興味がない。もしも勝利が奪われるような結果になっていたとしたら、(将来の決断に)影響を与えた事は間違いないだろう」とヘルムート・マルコ。Motorsport-Totalとのインタビューの中でこのように明かした。

「具体的にどうするかを話したわけではないが、我々は”だからF1は面白くないのだ”といった会話をしていた。マックスの言葉を借りれば、”家にいた方がマシ”という事だ」

無論、2021年以降のレギュレーション策定の重要な局面であるだけに、撤退をちらつかせるような発言を行ったのは政治的な意味合いもあるのかもしれない。だが、このレースで世界中のF1ファンの74%はフェルスタッペンをベストドライバーと認め、ドライバー・オブ・ザ・デイに指名。もし罰則が下りリザルトが覆ってたとしたら、F1人気に水を挿したであろう事は疑いない。