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レーシング・ブルズF1、角田裕毅&ハジャーの2025年スーツ公開「オルレン消滅」がもたらしたデザイン刷新
FIA-F1世界選手権に参戦するレーシング・ブルズ(旧RB)は2月15日、2025年シーズン仕様のレーシングスーツを着用した角田裕毅とアイザック・ハジャーの写真を初公開した。
2024年仕様のスーツは、ホワイトとブルーのコントラストを活かした比較的シンプルなブロック配色だった。これに対し、2025年仕様ではブルーの面積が増え、要所にタイトルスポンサー「Cash App」のブランドカラーであるグリーンのアクセントを加えた、よりカラフルなデザインへと変更された。
copyright Racing Bulls
レーシング・ブルズ(旧RB)の2025年F1レーシングスーツを着用する角田裕毅とアイザック・ハジャー
ロゴの配置にも変化が見られ、腕や胸まわりのスポンサー表示は色の切り替えを活かして配置されている。全体として、「大きなブロック配色から、より細かなラインや差し色を取り入れたデザインへ」と刷新された印象だ。
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レーシング・ブルズ(旧RB)の2025年F1レーシングスーツを着用する角田裕毅
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レーシング・ブルズ(旧RB)の2025年F1レーシングスーツを着用するアイザック・ハジャー
オルレン消滅とVCARB 02への影響
スポンサーのロゴに関する最も大きな変化は、ポーランドの石油大手PKNオルレン(PKN ORLEN)だ。2024年仕様では右胸に大きく赤色のロゴが配置されていたが、2025年仕様では姿を消した。
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レーシング・ブルズ(旧RB)の2025年(左)と2024年(右)のF1チームウェア比較(アイザック・ハジャー、角田裕毅)
レーシング・ブルズの前身であるアルファタウリは、2023年シーズン前にオルレンとプリンシパル・パートナー契約を締結。当時「複数年契約」と発表されたが、おそらく2年契約であり、2024年シーズンをもって終了したと考えられる。
オルレンとの契約終了は、2025年型「VCARB 02」のリバリーにも大きな影響を与えるだろう。昨年はリアウイングにオルレンの赤いロゴが大きく配置され、ヘイローやホイールフェアリングにも赤色が施されていたが、2025年仕様ではデザインが一新される可能性が高い。
よりスタイリッシュな新チームウェア
2025年のレーシングスーツの公開に先立ち、新しいチームウェアもお披露目された。
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レーシング・ブルズ(旧RB)の2025年F1チームウェアを着用する角田裕毅とアイザック・ハジャー
2024年仕様のジャケットは、上半分と下半分の境目に細い赤のラインが走り、ホワイト・レッド・ブルーの3色が横方向に分割されているのが特徴だった。しかし、2025年仕様では赤の要素が完全に消えた。
ジャケット下部に描かれていた白抜きのレッドブルの雄牛はドット調のデザインへと変更。さらに、首から脇腹にかけてブルーが配置され、スポンサーロゴもうまくまとめられている。全体として、よりスタイリッシュでグラフィカルな印象だ。
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レーシング・ブルズ(旧RB)の2024年(左)と2025年(右)のF1チームウェア比較(角田裕毅)