2024年F1カタールGP《決勝》ハイライト動画:う~ん目が回る…相次いだ衝突事故とパンク、厳しいペナルティ裁定
2024年のF1第23戦カタールGPの決勝レースは、接触事故や厳しいペナルティ裁定、パンクが相次ぐ混沌の中で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2番グリッドから逆転優勝を果たす結果となった。
フェラーリがマクラーレンとの差を21ポイントに縮めたため、コンストラクターズ選手権争いは1週間後の最終アブダビGPに持ち越された。
決勝:ハイライト動画
必要以上に低速で走行したとしてポールを剥奪されたフェルスタッペンは、開始直後のターン1でジョージ・ラッセル(メルセデス)のイン側に飛び込み首位を奪還。その後は一度もリードを譲らず、後続に6秒の差をつけトップチェッカーを受けた。
スタート直後のターン1では、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が起点となって3台が絡む衝突事故が発生。巻き込まれたエステバン・オコン(アルピーヌ)とフランコ・コラピント(ウィリアムズ)はリタイヤを余儀なくされた。
その直後には、アレックス・アルボン(ウイリアムズ)とランス・ストロール(アストンマーチン)が接触し、セーフティーカー(SC)を経たリスタートでは、リアム・ローソン(RB)がバルテリ・ボッタス(ザウバー)に衝突した。
アルボンは3回目のリスタート時にもケビン・マグヌッセン(ハース)と接触した。
34周目にはルイス・ハミルトン(メルセデス)とカルロス・サインツ(フェラーリ)が立て続けにパンクに見舞われ、2回目のSCが導入された。
ハミルトンはジャンプスタートにより5秒ペナルティを、そしてピットレーン速度違反によりドライブスルー・ペナルティーを受けた。
ランド・ノリス(マクラーレン)はレース終盤、フェルスタッペンと優勝争いを繰り広げていたが、ダブルイエローを無視したとしてストップ&ゴーペナルティを受け、最終10位に終わった。
1周目に誰よりも多くポジションを上げ、9番手に浮上する最高のスタートを切った角田裕毅(RB)だったが、VCARB 01のレースペースはライバルに比べ大幅に劣っており、わずか数周の間に14番手まで順位を下げた。