フェルスタッペン「ショックだった」PPハミルトンに0.455秒及ばず2番手
11月20日のF1カタールGP公式予選を2番手で終えたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ポールポジションを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)とのタイム差に「ショックを受けた」と語った。
14点差のポイントリーダーは路面からのアドバンテージをギリギリまで搾り取るべく、Q3の最終走者となる事を選んだが、タイトル争いのライバルに対して0.455秒という大差で敗北した。
確かに最終ラップはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がタイヤをバーストさせるハプニングがあったものの、本人は「セッション後に彼(ガスリー)がフロントウイングを壊したって聞いたけど、僕の方は何も問題なかった」と述べ、デブリや黄旗による最終ラップへの影響を否定している。つまり真っ向勝負で大敗した形だった。
更に悪いことにフェルスタッペンは予選後、ダブル・イエローフラッグ無視の疑いがあるとしてスチュワードに召喚された。責任を問われた場合、最速ラップタイムが抹消されるだけでなく、グリッド降格ペナルティが科される可能性がある。ただ、幾つか不可解な点があるため、どういった判断が下されるのかは分からない。
ハミルトンとの差に「ショックだった」
マックス・フェルスタッペン予選: 2位, FP3: 3位
今週末はこれまでのところ、少し浮き沈みがある状況が続いている。予選の内容には満足しているけど、兎に角、少し速さが足らなかった。
自分ではまずまずのラップだと思っていたから、(ハミルトンとの)タイム差を聞いた時は少しショックだった。彼らと競り合うのは難しい。
そんな中での2番手だから満足はしてるけど、ルイス(ハミルトン)とのギャップはかなり大きい。僕らはここ数戦、予選で苦戦を強いられているから、よく調べてみる必要がある。
明日、奇跡が起きる事を期待しちゃいないけど、初めてのコースでのレースだし何が起きるか分からないから決して諦めたりはしない
かなりの高速コースだから前のクルマについていくのは難しいだろうけど、履いているタイヤや周りの状況にも左右されるだろうし、いつものように全力を尽くすよ。
2021年 F1カタールグランプリ決勝レースは、日本時間11月21日(日)23時にスタート。1周5,380mのロサイル・インターナショナル・サーキットを57周する事でチャンピオンシップを争う。日本ではフジテレビNEXTとDAZNがライブで放送する。