ウィリアムズのフェリペ・マッサ
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2017年F1プレシーズンテスト2《1日目》順位 : 1位マッサ 怒涛168周

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2017年の2回目となるF1合同テストが、テスト1と同じくカタロニア・サーキットで3月7日より始まった。気温9度、路面温度18度と、肌寒い冬晴れのバルセロナでトップタイムを記録したのは、168周を走り込んだウィリアムズのフェリペ・マッサ。テスト1でメルセデスのボッタスが記録した最速タイム1:19.705から遅れること僅かコンマ021秒の1:19.726というタイムであった。

この日はマッサ、リカルド、ベッテルの3人が19秒台をマーク。各チームともテスト1での走行実績を元に確実なタイム向上を見せた。レッドブルに至っては、テスト1でマックス・フェルスタッペンが記録したレッドル最速タイムから1.869秒も上げるなど、大幅なタイム更新をみせた。

順位タイムと周回数

Pos Driver Team Time Gap Laps
1 フェリペ・マッサ ウィリアムズ 1:19:726 168
2 ダニエル・リカルド レッドブル 1:19:900 0.174 89
3 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:19:906 0.180 168
4 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:20:456 0.730 66
5 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:20:924 1.198 86
6 エステバン・オコン フォース・インディア 1:21.347 1.621 142
7 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1:21:589 1.863 58
8 ケビン・マグヌッセン ハース 1:21:676 1.950 81
9 ダニール・クビアト トロロッソ 1:21:743 2.017 83
10 ストフェル・バンドーン マクラーレン 1:22:537 2.811 80
11 パスカル・ウェーレイン ザウバー 1:23:336 3.610 47
12 マーカス・エリクソン ザウバー 1:23:630 3.904 53
13 ジョリオン・パーマー ルノー 1:24:790 5.064 15

マクラーレン 5回目となるエンジン交換

マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーン
©McLarenF1

エンジントラブルによりテスト1を充分に走り込めなかったマクラーレン・ホンダはこの日ストフェル・バンドーンが走行を担当。テスト開始から34周を走り込むも、電子系トラブルに見舞われテスト中5回目となるパワーユニット交換のため午前中のセッションを早々切り上げた。その後、午後のセッションでコース復帰、通算80周を走りきった。PU交換はあったものの、80周という周回数はマクラーレン・ホンダとしてプレシーズンテスト中最多である。

当初テスト2からオーストラリアGP仕様のPUを搭載してくると思われていたマクラーレン・ホンダだったが、この日トラブルが発生したのはテスト1と同じバージョンのPU。本命エンジンでのトラブルではなかったことは、せめてもの救い。

なお、この日ザウバーは怪我から復帰したパスカル・ウェーレインが走行を担当。今年マノーからザウバーに移籍し、2シーズン目のF1を迎えた22歳のドイツ人はザウバーC36を初めてドライブし11番手。ウェーレインはレース・オブ・チャンピオンズでのレース中に負傷し、1回目のテストを欠席していた。

テスト2の2日目となる3月8日は、午前の部が日本時間の17:00~21:00、午後の部が日本時間の22:00~26:00に予定されている。プレシーズンテストの詳しい日程と出走ドライバーについては、2017年F1プレシーズンテスト2:日程と走行ドライバー一覧を参照してほしい。