ピット練習を行うトロロッソ・ホンダのクルー達、F1バルセロナ合同テスト8日目
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トロロッソ「ホンダエンジンは一貫して非の打ち所がない信頼性を発揮」F1テスト8日目

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3月1日金曜に行われたF1バルセロナ合同テスト最終日を終えて、スクーデリア・トロロッソの副テクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エジントンがテスト全体を総括した。

シニアチームのレッドブル・レーシングが度々車体側のトラブルでガレージ内に籠もる中、ファエンツァのチームは深刻なトラブルを抱える事もなく、アレックス・アルボンが500周、ダニール・クビアト435周と、合わせて935周を走り込んだ。

レッドブルがギアボックスに問題を抱える中、トロロッソ・ホンダSTR14は最終日も好調をキープ。ダニール・クビアトが131周を走り込んで、トップから0.677秒遅れの堂々5番手タイムを記録。充実した形で8日間のテストを締め括った。

ホンダは非の打ち所がない信頼性を発揮

ジョディ・エジントン副テクニカル・ディレクター

今日のテスト最終日は、ダニーがかなりの数のテストアイテムを試してくれたし、午前の終盤には予選シミュレーションを、そして午後にはレースシミュレーションを行い、非常に生産的な一日になった。計画していたプログラムは全て完了し、我々は2019年の冬のテストをポジティブな形で締め括る事が出来た。

パワーユニットに関しては、ホンダの皆のおかげで非の打ち所がない信頼性を一貫して発揮してくれた。それにオペレーションについても申し分なかった。トラックサイドと、ファエンツァ及びバイチェスターにいる我々のスタッフにも言及しなければならない。非常に忙しい時間を過ごしてきたが、彼らのコミットメントとサポートによってテストを生産的に終えることができた。

今後はメルボルンに向けての準備に頭を切り替えるよ。シーズンの最初のレースを楽しみにしている。


バルセロナ合同テスト最終8日目にトップタイムを刻んだのは、スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。宿敵ルイス・ハミルトンを1000分の3秒差で交わし、今季テスト最速となる1分16秒221を記録した。

2019年のF1公式プレシーズンテストの日程は全て終了。開幕オーストラリアGPは、3月15日(金)日本時間10時にアルバート・パーク・サーキットで行われるフリー走行1で幕を開ける。