ピットに戻るトロロッソ・ホンダSTR14、バルセロナテスト初日
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トロロッソ「ホンダの系統立った作業のおかげで順調にプログラムを消化」F1合同テスト初日

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トロロッソ・ホンダの副テクニカルディレクターを務めるジョディ・エジントンが、2月18日(月)に開催されたF1バルセロナ合同テスト初日に実施した走行プログラムと、ホンダとの連携作業について振り返った。

テスト初日ということで、トロ・ロッソのガレージではシャシー及びエンジンともに、基本的な機能確認を中心としたプログラムを消化。一年強ぶりにF1マシンのコックピットに座ったダニール・クビアトは、計77周を消化して6番手タイムを記録。生産的な一日となった事を喜んだ。

ホンダのおかげで順調にプログラムを消化

ジョディ・エジントン副テクニカルディレクター

テストという真剣勝負の場に戻ってこられて嬉しい。これで新しいマシンの理解をスタートさせる事が出来るからね。今日はその第一歩になったわけだが、走行するたびに疑問を解消できた一方、同じくらい新たな課題も見つかった。

セッション序盤は気温が低かったため、ロングランを行う前に基本的なプログラムを消化する事にした。午後は安定したコースコンディションだったから、少し長めの走行に取り組んで、シャシーやパワーユニット、それにタイヤの状況を確認した。

いくつか細かい問題の解決のためにガレージ内で過ごす時間もあったから、明日に持ち越しとなってしまった内容もあるけど、それを踏まえてもなお、今日はかなり良い一日だったと考えている。パワーユニットついては、ホンダのメンバーが組織立ってプログラムをこなしてくれていたから、スムーズにテストを消化することができ順調だった。

まだ8日間あるテストの初日が終わっただけだから、これから多くの事をこなさなきゃならない。新しいパーツを評価して、開幕メルボルンに向けてチェック項目をつぶしていく作業が待っている。目の前の課題に集中するよ。

明日はアレックス(アルボン)が初めて、F1マシンで一日中走行する事になる。STR14を更に進化させる自信があるし、アレックスもどんどん成長してくれるはずだ。


バルセロナテスト初日をトップで締め括ったのはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番手カルロス・サインツ(マクラーレン)を0.397秒差で退けた。3番手にはハースのロマン・グロージャンが続く結果となった。

テスト2日目は、日本時間2月19日(火)現地午前9時、日本時間午後17時からスペインのカタロニア・サーキットで行われる。トロロッソ・ホンダは、クビアトに代えて新人アレックス・アルボンに走行を託す。