ホンダF1の田辺豊治テクニカル・ディレクター、バルセロナテスト初日
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ホンダF1、今季エンジンRA619Hの基本確認を実施「トラブルフリー、良い出だし」F1合同テスト初日

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18日(月)にカタロニア・サーキットで開催されたF1バルセロナ合同テスト初日を終えて、ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターがセッションを振り返った。

この日、レッドブル・ホンダ「RB15」のステアリングを握ったマックス・フェルスタッペンは、最速を刻んだセバスチャン・ベッテルから1.265秒遅れの4番手タイムをマーク。マシンに目立ったトラブルはなく、一日を通して128周を走り込み、大量のデータ収集を行った。

スクーデリア・トロロッソ「STR14」の走行を担当したのはダニール・クビアト。周りと比べて柔らかいコンパウンドを履いていたというアドバンテージはあるものの、フェルスタッペンに100分の3秒と迫まる6番手タイムを刻み、合計77周でマシンを降りた。

ホンダF1「意思疎通も良好、良い出だし」

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

パワーユニット側としては、トロロッソ、レッドブルともに 2019年スペックエンジンの基本的な機能確認を行いました。一日を通して大きな問題もなくセッションを終える事ができ、良いスタートを切れたと感じています。

スクーデリア・トロロッソとは2年目という事で、お互いによく理解できていることも多く、昨年よりも更に良いチームワークで作業に取り組めていると感じています。レッドブル・レーシングとは、今日が初めての公式セッションだったわけですが、冬の間に一眼となった懸命に準備に取り組み続けてきたこともあり、円滑にコミュニケーションを取りながらスムーズに一日を終えることができました。

明日以降も開幕オーストラリア戦に向けて長いテストが続きますが、この調子で進めていきたいと思います。


バルセロナテスト初日をトップで締め括ったのはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番手カルロス・サインツ(マクラーレン)を0.397秒差で退けた。3番手にはハースのロマン・グロージャンが続く結果となった。

テスト2日目は、日本時間2月19日(火)現地午前9時、日本時間午後17時からスペインのカタロニア・サーキットで行われる。