病み上がりのベッテル、跳馬との6シーズン目をスタート「SF1000は昨季型より確実に一歩進化」
2020年F1バルセロナテスト2日目に臨んだスクーデリア・フェラーリは、午前にシャルル・ルクレールを、午後にセバスチャン・ベッテルを起用して合計122周、距離にして567.91km相当を走り込んだ。
午前を担当したルクレールはSF1000に対する理解を深めるために、、サスペンションのセッティングや空力に関するデータ収集などに取り組んだ。ルクレールは僅か49周でクルマを降り、午後は弟のアーサーとピットウォールからベッテルの走行を見守った。
メカニック達はランチブレイクを使い、ベッテルのドライビングスタイルに合わせてマシンをセットアップし直した。初日にインフルエンザに似た症状を訴えていたとされるドイツ人ドライバーは、スクーデリアとの6シーズン目を午後2時過ぎにスタートさせた。
午前中のタスクを引き継いだベッテルは、C4コンパウンドを履いて1分18秒154のベストラップを記録。73周に渡って周回を重ねた。ベッテルは3日目のテストを終日担当する。
SF1000は昨季型より確実に一歩進化
セバスチャン・ベッテル順位: 6位 / 周回数: 73周
昨日は気分が悪くてほとんど一日中ベッドで寝込んでいたんだけど、今日はようやくSF1000をドライブする事ができた。嬉しいよ。少しずつではあるけどクルマに慣れる事が出来て良かった。
今日の初走行は間違いなくポジティブだった。信頼性の問題もなく、73周を走る事が出来たからね。新車に関して言えばそれが何よりも重要なことなんだ。SF1000は確かに昨年のマシンよりも一歩進化している。
明日の目標は、可能な限り多くコース上で走り続けて出来るだけ多くのデータを集めることだ。それによって、今進めている作業プログラムの進捗をより深く理解する事が出来るからね。
2日目をトップで締め括ったのはアルファロメオのキミ・ライコネン。2番手にはレーシングポイントのセルジオ・ペレス、3番手にはルノーのダニエル・リカルドが続く結果となった。
2020年F1バルセロナテスト3日目のセッションは、日本時間2月21日(金)現地9時から17時まで、スペインのカタロニア・サーキットで行われる。