WECスーパーシーズン第8戦ル・マン24時間レースでグリッドに並ぶマシン
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2020年ル・マン24時間レースの延期が決定…コロナウイルスの影響で

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国際自動車連盟(FIA)とフランス西部自動車クラブ(ACO)は3月18日、2019-2020年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)最終戦として予定されていた第88回ル・マン24時間レースを延期すると発表した。

世界3大レースの一つでもある最も著名な耐久レースは、当初6月13日・14日に開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行を受けて、2020年9月19日・20日に延期される事となった。

中国武漢を発祥とする新型肺炎は、ここ最近特にヨーロッパで破壊的な被害をもたらしており、ルマンの開催地であるフランスでは18日現在、累計7,730人の感染者が確認され、述べ175人の方が亡くなっている。

ACOのピエール・フィヨン会長は延期措置について「現在の状況に対する最適解であり、イベントの安全性とクオリティを保つためにはあらゆる努力を惜しまないつもりだ」と語った。

スーパーシーズン最終戦の遅れによって、2020-2021シーズンのキックオフイベントとして予定されていた9月5日のシルバーストン戦も延期を強いられる見通しだ。

ルマンの開催日程変更のためには、2020-2021年シーズンのWECカレンダーの全面的な改定が必要となるが、ルマンが再スケジュールを余儀なくされたのは今回が初めてではない。

五月革命つまり、政府の政策転換を促すべくパリを中心として大規模なゼネストが発生した1968年においては、伝統のルマンが5月から9月へと変更される事となった。