アルファタウリ・ホンダ:車両火災に見舞われるも「パフォーマンスは悪くないかも」と7番手ガスリー
アルファタウリ・ホンダは、10月23日(金)に行われた2020年F1第12戦ポルトガルGP初日プラクティスを、ピエール・ガスリーが7番手、ダニール・クビアトが17番手で締め括った。
FP1での優先事項を、ドライバーのためのコース習熟と、エアロテスト並びに特性評価、そしてコースに合わせたセットアップの最適化に絞ったアルファタウリ・ホンダは、ガスリーが10番手、クビアトが13番手と、まずまずのタイムで週末をスタートさせた。
FP1を終えてマシンに調整を加えた後、FP2の序盤30分ではピレリの来季プロトタイプタイヤのテストを行い、その後、予定していたパフォーマンスランに取り組んだまでは良かったが、走行中のガスリー車の電源が落ち、火災が発生するというトラブルに見舞われた。
A dramatic fire ended Pierre Gasly's FP2 in Portimao 🔥#PortugueseGP 🇵🇹 #F1 pic.twitter.com/RLd1jPBFkd
— Formula 1 (@F1) October 23, 2020
赤旗が解除されセッションが再開されると、クビアトはソフトタイヤでの走行に取り組んだが、マックス・フェルスタッペンとランス・ストロールのクラッシュによる2度目の赤旗が振られたため、計測中止を強いられた。
順位 | ドライバー | タイム | 差 | 周 |
---|---|---|---|---|
7 | ガスリー | 1:19.178 | +1.238 | 26 |
17 | クビアト | 1:20.729 | +2.789 | 33 |
アルファタウリ・ホンダ:F1ポルトガルGP初日
ピエール・ガスリーFP2: 7位, FP1: 10位
ポルティマオでの初日は理想的な金曜日とはならなかった。今朝のFP1で初めてこのコースを走ったんだけど、ドライブする上で最高にクールなサーキットだと言わざるを得ないね!
残念ながら、FP2ではマシンが燃えるというトラブルに見舞われてしまった。まだ分析の途中だから原因は分かっていない。
この影響でソフトタイヤでの走行ができなかったから、ショートランにおけるライバルとの差が分からないけど、今のところパフォーマンスは悪くないような気がしている。とは言え、僕としてはまだ今のクルマに満足できていないから、明日に向けて改善していきたい。
日曜の決勝レースに向けて良いスタートポジションを確保するために、明日はFP3を問題なくクリーンに過ごして予選に向けて準備を整える事が重要になると思う。
ダニール・クビアトFP2: 17位, FP1: 13位
FP2はリズムを掴むのが本当に難しかったし、まだ色々と不明な点があるから、これからその原因を分析しなきゃならない。今のところ特にこれと言って良い感じはないけど、まだ路面が凄く滑りやすい状況だから、それは当然といえる。こうしたコンディションにおいて必要なものを理解するために、明日までにやらなきゃならない課題が幾つかある。
今日はグリップが足らずにマシンがかなり滑っていたから、ドライビングを楽しむ事はできなかった。これも課題の1つだね。このコースに適したマシンバランスを作り上げていくためには、マシンを少しずつ調整していく事が必要だ。
初日はバルテリ・ボッタス(メルセデス)が両セッションで最速タイムを刻んだ。FP2では車両火災とクラッシュの影響で2度に渡って赤旗が振られる中、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2番手に、ランド・ノリス(マクラーレン)が3番手に続く結果となった。
F1ポルトガルグランプリ3回目のフリー走行は日本時間10月24日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってアルガルベ・サーキットで開催される。