2019年のレース・オブ・チャンピオンズに参戦するピエール・ガスリーとミック・シューマッハ
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ROC参戦のピエール・ガスリー、レッドブルが参加に難色「何とかボスの許可を取り付けた」

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レッドブル・レーシングのピエール・ガスリーは、第31回レース・オブ・チャンピオンズへの参加に際して一度はチームから難色を示されたものの、交渉の末に何とか許可を取り付け参戦にこぎ着けた事を明かした。

世界最速のドライバーを決するレース・オブ・チャンピオンズ(ROC)は、F1やNASCAR、インディカーやルマンなど、様々なシリーズに参戦する世界トップレベルのドライバー達が一同に集結し、同一仕様のスーパーカーで競い合う大会。今年は1月19日と20日の2日間に渡って、F1メキシコGPの舞台であるエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される。

「レース・オブ・チャンピオンズは子供のころから見てたイベントだから、今回実際に参加する事が出来て本当に嬉しいよ」とピエール・ガスリー。ガスリーにとっては今回がROC初参戦となる。

レッドブル・レーシングから2019シーズンのF1世界選手権への参戦が決定している中、当然チームとしては不要なリスクは避けたいところ。2017年大会では、当時ザウバーに所属していたパスカル・ウェーレインがROCで大クラッシュを喫し、シーズン開幕戦と第2戦中国GPで欠場を強いられた。

「僕はレーサーだから、どんな種類の車であれレースをしてみたいと思ってる。だから今回チームフランスとしてレースできるチャンスがあると聞かされて、当然参加したいと思ったんだ。チームのボスと少しばかり交渉しなきゃならなかったけど、最終的には出て良いって言ってもらう事が出来た」

今回ガスリーは、国別対抗戦のネイションズカップでロイック・デュバルとタッグを組み、フランス代表としてトーナメントに挑む。

「素晴らしい雰囲気のクールなイベントだし、いつもよりリラックスした状況でレースが出来るだろうから本当に楽しみだよ。世界中の色々なシリーズの様々なドライバー達と競い合えるしね」

レース・オブ・チャンピオンズ2019には、セバスチャン・ベッテルやデイビッド・クルサード、ルーカス・ディ・グラッシやエステバン・グティエレスといったF1に馴染み深いドライバーの他、ジョセフ・ニューガーデンやエリオ・カストロネベス、ライアン・ハンター=レイら米インディカー・シリーズの猛者、更に今大注目の若手ミック・シューマッハらの参加が決定している。