ウィリアムズのパトリック・ヘッド、2006年トルコGPにて
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黄金時代の立役者パトリック・ヘッドがウィリアムズに復帰、技術チームをサポート

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英国グローブのチームの黄金時代を支えたパドリック・ヘッドが、コンサルタントとしてウィリアムズで現場復帰した事が明らかとなった。パドリック・ヘッドは同チームの共同設立者であり、長年に渡ってエンジニアリング部門を監督。9度のコンストラクターと7度のドライバータイトル獲得に大きな役割を果たした。

今季マシン「FW42」の製造計画の遅れから、ウィリアムズは8日間という限られたプレシーズンテストの内の2日半を棒に振り、ライバルに対して大きな遅れを取っている。開幕戦では揃って最下位に沈み、第2戦バーレーンGPでもスペアパーツが不足した状態に甘んじている。

FW42の開発を指揮したパディー・ロウは「個人的理由での休暇」を取っているが、事実上の更迭と見られている。指揮官不在の状況が長く続くことは好ましくなく、パトリック・ヘッドのカムバックは開発の遅れを取り戻し、フィールド争いへの巻き返しを手助けする事になる。

ただし、チームがF1公式サイトに明らかにしたところによれば、契約は短期間との事で、パトリック・ヘッドがパディー・ロウの後任を担うわけではないようだ。

パトリック・ヘッドは2011年末を以て、取締役及びエンジニアリング・ディレクター職を辞し、F1での第一線から退いていた。以来ウィリアムズは、優勝1回に留まり、コンストラクターズチャンピオンシップでの最高位は3位。2015年を最後に低迷を続け、昨年は選手権最下位に終わった。

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