角田裕毅、評価大幅UP!ゲーム「F1 23」ドライバー格付け…ルクレールは最大ダウン

ラスベガス市街地コースを周回するF1マシン、公認ゲーム「F1 23」開発中画面Courtesy Of EA SPORTS

2023年6月16日に発売されるF1公式ゲームの最新作「F1 23」のドライバー・レーティングが明らかとなった。角田裕毅(アルファタウリ)は前作比で全ドライバー中、2番目となる大幅アップを果たし、ランキング14位に位置付けられた。

今季マイアミGP終了時点までの成績およびパフォーマンスデータに基づき算出された発売当初の格付けでは、3連覇街道まっしぐらのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に全20名の中で最も高い総合評価94点が与えられた。

copyright Frontier Developments

公式ゲーム「F1マネージャー2023」開発中画面

新たなレーティングに際してEA SPORTSは、過去の実績ではなく現在のパフォーマンスをより忠実に反映できるよう、評価のためのアルゴリズムをアップデート。更に、元F1ドライバーのアンソニー・デビッドソンとF1 TVやチャンネル4等で解説者を務めるアレックス・ジャックの協力を取り付けた。

コードマスターズのF1ブランド・ディレクターであるジョン・マーチャントは、ベテランと若手との間で大きな差が生まれる「経験」指標を中心に「専門家パネルと緊密に協力してより良いバランスを取るために取り組んできた」と述べた。

総合評価は以下の4つの指標を組み合わせて算出され、コース内外のアクションやドラマを反映して数レースごとに更新される。

  • 経験(Experience)…キャリア通算出走回数に基づく
  • レースクラフト(Racecraft)…オーバーテイクに関連したスコア
  • 覚醒(Awareness)…競技違反に関連するスコア。審議が少ない程高い
  • ペース(Pace)…予選・決勝でのファステストから算出。対僚友成績も考慮

前作リリース時のスコアと比較して最も評価を上げたのは総合8ポイントアップの周冠宇(アルファロメオ)で、5ポイント増の角田裕毅と4ポイント増のランス・ストロール(アストンマーチン)がこれに続いた。

逆にレーティングが最も低下したのはマイナス3点のシャルル・ルクレール(フェラーリ)で、マイナス2点のルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルのメルセデス勢がこれに続いた。

公式ゲーム「F1 23」ドライバーレーティング
順位 ドライバー 総合 経験 レース 覚醒 ペース 前作差
1 マックス・フェルスタッペン 94 84 97 85 95 0
2 ルイス・ハミルトン 92 97 94 94 90 -2
3 フェルナンド・アロンソ 92 99 91 78 93 3
4 シャルル・ルクレール 89 77 92 85 90 -3
5 セルジオ・ペレス 89 91 93 86 87 1
6 ランド・ノリス 89 76 91 79 91 -1
7 カルロス・サインツ 88 84 92 81 87 1
8 ジョージ・ラッセル 88 76 87 83 91 -2
9 バルテリ・ボッタス 87 88 86 97 86 -1
10 エステバン・オコン 86 77 92 76 86 3
11 ピエール・ガスリー 85 78 89 76 85 1
12 ランス・ストロール 84 79 91 78 81 4
13 アレックス・アルボン 83 75 81 78 86 1
14 角田裕毅 83 69 79 75 87 5
15 ケビン・マグヌッセン 81 81 79 85 82 0
16 ニコ・ヒュルケンベルグ 80 86 79 81 80
17 周冠宇 78 63 78 74 81 8
18 オスカー・ピアストリ 74 74 73 79 77
19 ローガン・サージェント 71 48 84 75 67
20 ニック・デ・フリース 71 50 84 75 67

今年、新たにフィールドに加わった4名の内、最も高い総合ポイントが与えられたのは復帰組のニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)で、僚友ケビン・マグヌッセンと遜色ないレーティングとなった。

F1チームからのフィードバックを取り込み、新たなPrecision Driveテクノロジーを採用するなどしてハンドリングが「大幅改善」された本作は、PlayStation4|5、Xbox Series X|S、Xbox One、PCをプラットフォームとして6月16日に発売される。

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