マクラーレンの新人ランド・ノリス、F1ベルギーGPを前に足を負傷
マクラーレン・レーシングのランド・ノリスは、夏季休業中にクロアチアで休暇を過ごしたが、トレーニングのためにランニングしていた際に足を負傷。左足に装具を付けての生活を強いられている。
ノリスは足の状態について「炎症があり痛みがある」としているが、スパ・フランコルシャンで開催されるF1第13戦ベルギーGPは8月30日に開幕を迎える。残された時間は少ない。
ノリスは、先週末に英国シルバーストンで開催されたMotoGPでプレゼンテーターを担当。その際「死にそうだ。今日はたくさん歩いたけど、めちゃくちゃ痛いよ」と語った。最高峰クラスは、アレックス・リンスが最終周の最終コーナーでマルク・マルケスを交わし、今季2勝目を達成。ノリスが憧れるバレンティーノ・ロッシは4位に留まった。
Solid day of shooting with @LandoNorris and @ValeYellow46 up at Silverstone for the #BritishGP #motogp #formula1 pic.twitter.com/hhzFw0cawS
— wearegrip (@wearegrip) August 25, 2019
スパは平均230km/hを超える高速コースであり、1周の4分の3はエンジン全開区間が続く。有名なオー・ルージュでは縦方向に1G、横方向に5Gもの荷重がかかる。ドライバーへの身体的要求は厳しく、怪我の影響が懸念される。
ルイス・ハミルトン以来のマクラーレンの秘蔵っ子と呼ばれるノリスは、ルーキーながらも印象的な走りを披露。チームメイトのカルロス・サインツには及ばないものの、12戦を終えて24ポイントを獲得しランキング10位。既に来季シートを手にしている。