ランド・ノリス「全部マックスのせい」F1中国追突事故に言葉を失うフェルスタッペン
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は友人であるダニエル・リカルド(RB)をリタイヤに追い込んだランス・ストロール(アストンマーチン)の衝突事故を目にして思わず、言葉を失った。
5年ぶりに上海インターナショナル・サーキットで行われた4月21日(日)のF1中国GPでストロールは、セーフティーカー(SC)先導中に前方を走るリカルドのVCARB 01に衝突。リア周りに酷いダメージを負ったリカルドはリタイヤを余儀なくされた。
56周のレースはフェルスタッペンが今季4勝、通算58勝を飾る結果となり、ランド・ノリス(マクラーレン)が2位、セルジオ・ペレス(レッドブル)が3位表彰台に上がった。
トップ3フィニッシャーが表彰台セレモニーを待つ間、クールダウン・ルームの大画面スクリーンにこの日のハイライトシーンが映し出された。
ストロールがリカルドの後方に激突した瞬間のオンボード映像を目にしたフェルスタッペンは思わず、「…マジかよ!そんな馬鹿な…」と大声を上げた。よほど衝撃的だったのだろう、声を失った。
ペレスもまた、「あれってセーフティーカーの時に起きたの?」と驚き、スクリーンに釘付けとなった。
一件はセーフティーカーがコースから外れ、ラップリーダーのフェルスタッペンが後続を振り切りレースを再開しようとしていたちょうど、その最中に起きた。
そんなフェルスタッペンの後方2番手でリスタートを切ったノリスが「あれは全部、君のせいだよ」と冗談めかして言うと、フェルスタッペンは苦笑した後、タオルで口元を抑えながら「僕のせいだ」と答えた。